みなさん、こんにちは!

 

8月1日から、いよいよ「登録日本語教員」の試験の申し込みが始まりました!

 

今年受けようと思っている方は、9月6日までですので、お忘れなきように。

 

さて。。。

この資格の話が本格化したときから、何かとザワザワしていた受験の「要件」の件ですが・・・

 

文科省(文化庁)が出している資料を見てもはっきりしないことが多くて、一体自分は「何ルート」なんだ!!とモヤモヤしていた方も多いかと思います。

 

また、「現職者」は、「講習」を受ければ試験も実習も免除、となる方も多いですが、その「講習」がどんなものなのか、いくらかかるのか、など、何かすっきりしなかった部分もあったかと思います。

(もちろん、ちゃんと事前にマメに情報を取りに行っていた方は知っていたかと思いますが)

 

私も、どうしようかなあ、と思っていた一人です。

 

私の持っている、現行の「日本語教師」としての資格は

 

・大学 副専攻 /大学院 主専攻

・養成講座420時間 修了

・(改定前の)民間検定試験 合格

・現職者

 

なので、これまでの規定では、「有資格者」として挙げられている要件は全てクリアしていることになっています。

 


で、今回、自分に該当するのは

 

〇「現職者」で

➀改定前の養成課程修了(大学、大学院、民間の課程)

   → D-1ルート = 講習Ⅱ + 応用試験

 

➁改定前の民間試験合格

   → E-1ルート = 講習Ⅰ・講習Ⅱ  で試験は免除


だと思っていました。

 

が、、、、、

 

改めて、今回の試験申し込みに当たって文化庁の資料をきちんと読んでみると

 

・ いろいろなルートの詳細  ↓↓↓

https://www.mext.go.jp/content/20240628-mxt_nihongo02-000034832_2.pdf   

 

・ 各養成機関のコース認定について  ↓↓↓

https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/94094001_01.pdf

 

 

なんと、私が通っていたころの大学や養成講座のコースは、認定外であることがわかったのです!!びっくり

 

一番最近に通った(2007~2009年)大学院でさえも、「実施期間」に入っていませんでしたショボーン

(まあ、大学院ですから、文科省が定めた科目数や内容を満たしているとは限らないですよね。ていうか、他の養成機関の講座と同じような内容になってしまったら、大学院の意味がなくなる気もします)

 

出身大学も、現在の授業内容は、Cコースを満たしているようですが、私が通っていた年代は「コース実施期間」に入っていない。。。

 

つまり、「教員養成コース」を修了したとは認められない、ということになるわけです。

 

もう一つ、民間の養成講座Aアカデミーも受講していました。

こちらはどうなのかと思って見たら、何と、こちらも、ダメ えーん

 

私が通ったのは、

平成12年10月~13年7月。

 

「実施期間」として認められるのは、

平成13年9月~  のコース    

 

ええええええ笑い泣き

 

こっちは老舗だし有名校だし大丈夫だと信じてたのに、なんですと!!!

 

しかもたった半年? 1年?? の違い?

自分が修了した翌年に受講内容が改訂になったかどうかなんて知らないし!

はぁ???

 

だいたい、この「必修の基準」とかいうのが出てきたのが、

あと出し じゃんけん

みたいなものなのに!!!

 

(必須の50項目、とかいうのが出てきたの、つい最近よ??

数年~10年くらい? 私たちベテラン世代は、そんなものが出てくる前に資格とってるんですが)

 

というわけで、私たち20年30年やっている世代は、ほとんどの人が「養成機関での養成課程」を受講していても、現行の法律では

 

「認められない」

 

ということになってしまう…… チーン

なんなのかしら、この制度。

 

そうなると、以前に養成講座を修了していても、

 

 <D-2ルート  =講習Ⅰ・講習Ⅱ + 応用試験>

 

となり、講習が1つ増えてしまうのです。

 

何か納得いかないよね、

20年もやってるのに、なりたての人より一つ多い手順を踏まなきゃならないなんて。

 

私は「現職者」だからまだいいけど、「現職者」の規定に入らない人(例えば海外の大学などで長く教えていて、国内ではもう10年以上教えてない、とか、または、日本にいても養成講座や個人レッスン、または法務省の「認定機関」以外のところで教えている、とか)は、もっと大変。

20年30年選手なのに、試験全部受けなきゃならない!

(つまり新人さんと同じ扱い)ガーン

 

ありえないわ~~~チーン

 

 

 

次、➁検定に合格している場合。

 

かろうじてこれだけは、私たちベテラン世代でも守られる。

とは言え、

 

 <E-1ルート = 講習Ⅰ・講習Ⅱ  で試験は免除>

 

なので、講習を2つ受けなければならない。

 

でも、これも、「現職者で」という条件付きなので、

ここ5年以内に国内の認定機関で働いていない場合には対象外になってしまう。

 

うーーーーーーん。

 

ということで、私の場合は、一番少ないステップで「登録日本語教員」になれるのは、E-1コース。

 

 

ここで問題になるのが「講習」

 

これがどのくらいのボリュームなのか。

いくらかかるのか。

 

90分を何コマか、で、オンラインで、というのは聞いていましたが、実際はどうなのか。。。と思っていましたが、

 

講習Ⅰ  90分×5コマ     

講習Ⅱ  90分×10コマ   

 

うーーーん?  

 

両方受けなきゃならないから、合計 90分を15コマ?!

えーーーー えーん

 

かなりの量だよね?? 笑い泣き

養成講座で、全ての科目、教えてるんだけどなあ…

それでも受けるんだよね。。。

 

そして、受験料。

 

講習Ⅰ  8,800円

講習Ⅱ  17,600円

これにプラスして、試験自体の受験料  5900円。

(全ての試験が免除でも払わなきゃならない)

 

合計 32,300円 !!!

 

こ、これは 高すぎない??キョロキョロびっくり

 

ひえーーーー えーん

 

さらに、合格した後、「登録」するのに4400円!

 

何にしても、けっこうな出費!!!

 

講習、ちょっと考えちゃうなあ。

 

試験を普通に受けると、

       通常    18,900円

 基礎試験免除    17,300円

    両方免除    5,900円

 

これ、もし、D-2ルートで、講習2つに応用試験だったら、

 

 8800 + 17600 + 17300 = 43,700 円!!!

 

+ 登録料 4400円・・・

 

ご、5万近い・・・

これは、大変すぎる、よね??真顔 

 

 

この国家資格の法案を作っている段階では、業界のトップの人たちは、「現職の人たちに不利益になるようにはしないから大丈夫ですよ!」って、おっしゃっていたんですけどねえ。。。

 

資格を取れるかどうか、ということに関しては、損はしてないけど、、、でも、ちょっとお金がかかりすぎな気が。。。ニヤニヤ

 

うーーん。。。

 

まだあと20年は日本語教師をするつもりなので、この資格を取らない、という選択肢はないけど・・・

 

どのルートにするか。

 

私が受けられるルートは、上記2つの外に、Fルートというのがある。

 

現職者で、実習は免除だけど、試験は2つとも受ける、というルート。

 

これだと、費用は18,900円のみ。

 

講習もなし。試験を受けに行くだけ。

 

万が一落ちても、また経過措置の期間内に受ければいいから、

特に損はしない。

 

どうしましょうかねえ。

 

悩みすぎて期限が過ぎないように気をつけないとね。

あっという間に8月も終わりそうだから 爆  笑

 

では、また~音譜