運動会はもう終わってるかな、、

それで、ちょっと思い出したお話です、、





私が乳児の頃は、

正社員で働く母親の代わりに、

変わり者の祖母が、私の面倒を見てた。

ずっと敷地内の別宅で、暮らしてたが、残念ながら、可愛がられた記憶は無い。笑

放任主義な感じで、私は、ほったらかしに自由気ままに、ひとり遊びで過ごしてたか、2つ下の弟と遊んでたと思う。

幼なじみは、居ない環境でした。



幼稚園になる頃、仕事を辞めた母親が、

居てくれるようになって、

朝、幼稚園まで、自転車自転車で15分くらいの距離を送ってくれてた記憶がある。


母親は、いつもギリギリタイプ。

しかも、せっかち。待てない人。


朝、とにかく、起きるのが遅いのか、

漫画みたいに、

トーストしてパサパサになってる食パンを、

口にくわえさせられたまま、

自転車の後ろに乗せられて、

猛スピードで母親がこいでる後ろで、片手で落ちないように前をつかみながら、食べてた記憶がある。

のど、通らないよ。寒いし、、

お茶もないし。笑。


家で、朝ごはん食べてる日もあった気がするが、ドタバタな記憶しかない。




そんな、


せっかちで、待てない母親から、


いつも、

早く。早く。早くしなさい。と、


幼稚園になる頃から、急に、母親から、急かされて、育った。



今でも妄想癖のある私の幼少期だから、

ボーーーッと何かを考えていたんだろーな


なのに、


ダメだ。

早く。早くしなくちゃ。の呪縛。笑




小学生になった頃から、

私の頭の中には、

早く。早くしなくちゃ。と焦る思いと、

共に、

運動会の曲でおなじみの、

🎶 天国と地獄 🎶 が、

ずっと頭の中で、流れてた。笑



早く。早く。早くしなくちゃ。と、思うと、、曲がずっと、流れてた。


で、さらに、焦る。笑


学生時代とか、社会人なりたて、の時も、流れてた気がするんよな。




だからね、

息子が生まれてから、あまりのマイペースに、

イライラしてた。

可哀想なくらいに、怒ってた私。

集中力のあるいい子だったのにね。ほんと。

申し訳なかった。



そして、5歳あいて生まれた娘も、

マイペース。

二人目だったから、怒られずに済んだけど、

娘は、さらに、こだわりが強いので、ま、色々ありましたが、、




運動会の曲を聞くと、、


焦ってたなー。と、思い出す。



焦ってるから、

常に余裕がなかった。


これも、まだまだ、知らず知らずに、今も、握りしめてたゴミ価値観でした。



早いことが、いいこと。

遅い自分はダメだ。

早く出来ないとダメだ。


早いことがいいことは、もちろん、わかってるけど、なぜか出来ない。

なんか、やりたくない。

もしかして、母親へのささやかな抵抗かもしれないね。笑

心のどこかで、悔しいのかもしれない。


お前の言うことなんて、聞かない。

だったりして、、

わからないけど。笑





今でも、パッパッと、手早くやることが一番いい事だと思ってた。

(仕事は、スピード感なのは、知ってます。うまく出来ないけど)



たぶんね、仕事以外なら、

どっちでもいいと思うんだ。



で、ね。


娘は、丁寧なのよ。ひとつ、ひとつ、が。

ほんと、ゆっくりやるの。


で、ね、

私も、ちょっとだけ、


あえて、丁寧にやってみた。笑



なんか、落ち着く。

気がする。笑



あ、これのが、いいかも。と、思った。




朝、やってみたのよ。卵焼き作る時ね、


たまご、見て、

器を見て、

両手で、ゆっくり、割る。

ゆっくり、ゴミ箱に捨てる。(前は、ポイッと、投げ入れてた。笑。ゴミ箱の角に当たって落ちたりしてたな、、)


ゆっくり混ぜて、、、

焼く。



ふふふ。


なんかね。


違う世界。笑



些細なことだ。



あ、、私、今まで、

こんなことまで、焦ってたんだ。と思って。

気付いてなかったのよね。笑


自分で、自分を、急かしてた。




もしかして、

急かされてるから、なおさら、やりたくなくなってたのかも、、

ま、これは、責任転嫁かもしれんね。




もう、天国と地獄の曲が、流れる。なんてことは、なくなってたけど、

ずいぶん長いこと、、曲が流れてた。

焦ると、流れてた。






楽しむ。を、してこなかったんよな。


こなしてた、だけ。


仕事も、育児も、日々を、こなしてただけ。


楽しむなんて、考えたことすらなかった。


自分が思う正解をとにかく終わらせるために、やる。

それだけ。

楽しんで、よかったんだよね。笑


そう気付いたのは、ごく最近だ。




天国と地獄の曲が、、

頭の中でよく流れてたことを

運動会の季節が来て、、ふと、思い出して、、


ずっと、ずっと、焦ってたなーーーと、思い出した。


もう、何も、焦ることは、ないんだよな。

そうだよね。


丁寧に、丁寧に、こなす、娘を見てて、少し、うらやましくなった。



娘の、時の流れが、ゆっくりだから、

みんなと同じ行動を強要する学校が、苦手だったんだと思うんだ。

今なら、わかる。





すべてにおいて、

時間を乗りこなすほどに、パワフルな人。と、リズムを合わせる、生活。

パワフルで、うらやましいな。と思うけど、

私には、出来ないもんね。笑




焦らなくていいよ。


と、


私も、少し、丁寧に過ごしてみようかな。と、思えたお話でした。


心豊かに暮らせたらいいなーーニコニコ