【障がい児支援】できる！を信じることの大切さ

必ずできる！

と思ってスタートすることって

とっても大切！

以前、教室に通ってきていた

重度の知的障害を伴う

自閉症の男の子。

数字の概念は

習得させたものの

正確に発音できないでいました

 

どんな具合かというと、
１は、「い」

２は、「に」

３は、「あん」

４は、「おん」

５は、「お」
６は、「く」
７は、「ち」
８は、「ち」
９は、「う」
10は、「う」


















７以降、読み方

かぶっとるやん！






お母さんによると
今までは、

それで困ることがなかったし、
言っても無理だとあきらめて、
そのままにしていた、という話。
 

確かに、お母さんは、

理解できるかもしれない。

でも、一歩、家の外にでて、
何か、品物をみて、

「い」と言っても、
分かってくれる人は

限られるかもしれない。

と、思って、
１は、「いち」
６は、「ろく」
７は、「なな」・・・等々
繰り返してみたところ、
たった２回の教室の時間を経て、
３回目には、自分で８まで発音することが
できるようになりました。











発音練習をしているうちに、
例えば、

１を「い」ではなくて、「いち」なんだと認識し、

言わなくちゃ！と意識してくれたのは
とても嬉しいことでした。

「この子は絶対できる」

というスタート地点から
学習支援に

取り組むことって、

「この子には無理！」

というスタート地点から

始めた支援と、
全く異なる結果を生む！

って、わたしは思います。

そんなの、

感覚の違いだけじゃないですか？
とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。





もちろん、障がいの種類やレベルによって

できることの範囲には差はあります。

しかし、本心から

「この子は絶対できる」という
スタート地点から

支援に取り組んでみると、
違う世界がみえてくるかもしれませんよ。

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