レジで立ちっぱなし…60歳まで続けられる?
最近、パートの前に
膝サポーターをつけるのが当たり前になってきていませんか。
レジに立ちっぱなしで、
帰るころには足がパンパンになる。
家に着いて、まず湿布を貼る。
「このまま60歳、できれば65歳まで続けられるのかな…」
ふと、そんな不安がよぎることはありませんか。
私もまったく同じでした。
体力に自信がなくなってきたのに、
他の仕事に挑戦する勇気もなくて、
「がまんして続けるしかないのかな」と思い込んでいました。
この記事では、そんな私が
立ちっぱなしのレジの仕事から、
家で座ってできる「海外の在宅しごと」に
少しずつ切り替えていったきっかけをお話しします。
「今すぐ同じことをしてほしい」というわけではありません。
ただ、
「立ち仕事しか選べないわけではない」
ということだけでも、心のすみに置いてもらえたらうれしいです。
1)レジで「膝サポーター」が当たり前になった日
その日も、いつものようにスーパーの更衣室で制服に着替えました。
スカートの下で、そっと膝サポーターを巻きます。
何年か前までは必要なかったのに、
ここ最近は、これがないと不安でレジに立てません。
開店してしばらくは、まだ足も軽くて平気です。
でも、お昼を過ぎるころには膝がずっしり重くなってきます。
夕方のピークになると、
お客さんの列がどんどん伸びていきます。
となりのレーンには、20代のアルバイトさん。
テキパキと手を動かして、
次々とお客さんをさばいていきます。
私のレーンだけ、少しだけ進みが遅く見えて、
後ろのお客さんがちらっと時計を見るのが目に入ります。
「急がなきゃ」と思っても、
膝が痛くて、足が思うように動きません。
「ごめんなさいね、少しお待ちください」
心の中で何度もつぶやきながら、
ひとつひとつの商品をスキャンしていきます。
レジを閉めて、タイムカードを押して、
更衣室の椅子に座ったとき、
足から力がふっと抜ける感じがしました。
ストッキングをそっとめくると、
膝サポーターのあとがくっきり残っています。
その跡を見ながら、
ふと頭にこんな言葉が浮かびました。
「あと何年、ここに立っていられるんだろう…」
60歳まで? 65歳まで?
からだが先に限界を迎えたら、
私はどうすればいいんだろう。
その日を境に、
「今の働き方を、このまま続けていいのかな」
という気持ちが、大きくなっていきました。
2)「この働き方は60歳まで持たない」と感じたきっかけ
「あと何年、ここに立っていられるんだろう…」
そう思った日から、
私は少しだけ、自分のからだの様子を見るようになりました。
レジのシフトが終わるたびに、
膝はパンパン、ふくらはぎはガチガチ。
家の階段を上がるとき、
手すりにつかまらないと不安な日も増えてきました。
そんなとき、年に一度の健康診断がありました。
体重や血圧は「まあ、このくらいなら大丈夫ですね」と言われたのですが、
レントゲンを見ながら先生が、
「膝は、そろそろ無理をさせない方がいいですよ」
と、さらりと言ったのです。
その一言が、胸にズシンと響きました。
「無理をさせない方がいい」と言われても、
立ち仕事のパートを続けている限り、
どうしても膝には負担がかかります。
家に帰ってから、健康診断の紙と、
キッチンの壁に貼ってあるシフト表を、しばらく見比べました。
午前中はパート、
午後は家事と買い物、
たまに親の通院の付き添い。
「ここから先、60歳、65歳まで、
同じようにレジに立ち続けたら、
私の膝はどうなってしまうんだろう」
そんな不安が、じわじわと大きくなっていきました。
でも、働くのをやめるわけにはいきません。
年金だけで暮らすイメージも、まだ湧きません。
「からだを守りたい。でも、お金の不安もある」
この二つの気持ちのあいだで、
心がゆらゆらと揺れ続ける日が、何日も続きました。
そんなある日、
仕事から帰ってきてソファに座り込んだまま、
なんとなくスマホをさわっていました。
ここから、少しだけ流れが変わっていきます。
3)たまたま知った「海外の在宅しごと」との出会い
そのとき、私がスマホで検索していたのは、
たいそうなことではありません。
「膝 立ち仕事 つらい」
「レジ 体力 続けられない」
そんな言葉でした。
出てきた記事をポチポチと開いていくうちに、
「立ち仕事から座り仕事に変えた話」
「50代からの在宅ワーク」
といったタイトルが目に入るようになりました。
その中に、見慣れない言葉がありました。
「海外のクラウドソーシング」
「AIの先生役をする在宅しごと」
正直に言うと、そのときの私は、
「海外? AI? なんだか怪しそう…」
と思って、画面を閉じかけました。
でも、「座ってできる」「在宅」「体力いらず」
といった言葉が、どうしても頭から離れませんでした。
膝に湿布を貼りながら、
「本当にそんな仕事があるなら、知るだけでも知っておきたい」
と、思い直したのです。
もう一度スマホを手に取って、
今度は「海外 在宅 日本語だけ」「AI 先生役 仕事」など、
いくつか言葉を変えながら調べてみました。
すると、
・パソコンがあれば家でできる
・英語ができなくても始められる案件もある
・AIに「これは正解です」と教えるような作業がある
そんな説明が、少しずつ見えてきました。
もちろん、その時点では
「本当に自分にもできるのか」なんて、まったく分かりません。
それでも、
「レジ以外の選択肢が、世の中にあるらしい」
という事実だけで、
心の中に、ほんの小さな灯りがともったような気がしました。
そこから、少しずつ、
海外の在宅しごとについて調べ始めることになります。
次の章では、実際にどんな仕事だったのか、
私が最初に挑戦した内容についてお話しします。
4)実際にやってみた在宅しごとの中身
調べていくうちに見つけたのが、
「AIに正解を教える在宅しごと」でした。
難しそうな名前ですが、やっていることは、
意外とシンプルなものも多かったです。
私が最初に取り組んだのは、
画像や文章をチェックして、○や×をつける作業でした。
たとえば、
写真を見て「これは犬ですか? 猫ですか?」と聞かれたら、
犬なら「犬」、猫なら「猫」と答えます。
いくつもの写真を見ながら、
正しいものだけにチェックをつけていくような作業です。
ほかには、
短い文章を読んで、
「これは自然な文章かどうか」「意味が通じるかどうか」などを
○・△・×のように評価する仕事もありました。
少し国語のテストに似ているかもしれません。
最初は、画面の英語表記にドキドキしました。
ですが、ブラウザの翻訳機能を使うと、
だんだん何が書いてあるのか分かるようになってきます。
作業手順も、一度覚えてしまえば、
ほとんど同じことのくり返しでした。
正直なところ、
「簡単に高収入!」というような仕事ではありません。
報酬はコツコツ型で、
慣れるまでは時給にすると少なく感じることもあります。
それでも、私にとって大きかったのは、
・立ちっぱなしではなく、イスに座ってできること
・家から出ずに、自分のペースで進められること
・難しい専門知識より、「ていねいさ」が大事にされること
この三つでした。
「特別な才能がなくても、
まじめにコツコツ続ければ形になる仕事がある」
そう感じたとき、
レジしか知らなかった働き方の世界が、
すこしだけ広がったように思いました。
5)立ち仕事と比べて、いちばん変わったこと3つ
海外の在宅しごとを始めてみて、
私の中でいちばん大きく変わったのは、
「からだ」「時間」「お金への気持ち」の3つでした。
1.からだの疲れ方が変わった
レジの頃は、
仕事が終わると足が棒のようで、
家に帰ったら「もう何もしたくない…」という日が多かったです。
膝や腰にくる疲れは、
年を重ねるほど抜けにくくなっていきました。
在宅しごとに切り替えてからも、
もちろん疲れがゼロになったわけではありません。
ただ、その疲れ方は、
「からだ」から「頭」に、少し移ったように感じます。
足の痛みで眠れない、ということは減り、
「今日はちょっと集中しすぎたな」と思ったら、
早めに切り上げることもできます。
自分でペースを調整できるのは、
年齢を重ねるほど大事だなと実感しています。
2.一日の時間の使い方が変わった
レジのパートのときは、
「シフトに合わせて一日が決まる」生活でした。
出勤前に家事を終わらせて、
通勤時間も含めると、
気づけば一日があっという間に過ぎていきます。
在宅しごとになってからは、
通勤時間がなくなったぶん、
その時間を「仕事」にするか「休憩」にするか、
自分で決められるようになりました。
たとえば、
午前中は親の通院の付き添いをして、
午後から2時間だけ作業をする。
そんなふうに、
家族の予定と自分の仕事を、
パズルのように組み合わせることができるようになったのです。
3.お金への不安の「感じ方」が変わった
収入だけを比べれば、
パートのほうが安定していた時期もあります。
それでも、在宅しごとを続ける中で、
お金に対する気持ちは少しずつ変わっていきました。
以前は、
「もしパートを辞めたら、収入がゼロになってしまう」
という不安が、いつも心のどこかにありました。
今は、
「家からでも、自分の力でお金を生み出せる場を持っている」
という感覚が、少しだけ心の支えになっています。
たとえ金額は大きくなくても、
「自分のペースで増やせる道がある」と思えるだけで、
年金や老後のニュースを見たときの、
恐怖感が少しやわらいだように感じます。
もちろん、在宅しごとが
すべての人にとっての正解、というわけではありません。
ただ、
「立ち仕事でがんばる」か「働くのをあきらめる」か
の二択ではない、ということを知ってから、
私の心は少し軽くなりました。
次の章では、
「これから同じように働き方を考えたい」という方に向けて、
事前に決めておくとラクになるポイントを
お話ししていきます。
6)50代ママが同じ道を考えるなら、先に決めておきたいこと
ここまで読んでくださって、
「私も、立ち仕事以外の道を少し考えてみたいな」
と思った方もいるかもしれません。
もちろん、在宅しごとが
すべての人に合うとは言えません。
そこで、50代ママさんが同じ道を考えるときに、
先に決めておくとラクになるポイントを
いくつかお伝えします。
1.自分の「性格」と「今の生活」に合いそうかどうか
在宅しごとは、
人と話すより、画面に向かって作業をする時間が多いです。
同じようなチェックを
コツコツくり返すこともよくあります。
なので、
・一人で静かに作業をするのが苦ではない人
・「同じことをていねいにくり返す」のが得意な人
には向きやすいと感じます。
反対に、
・人と直接話すのが好きで、その時間から元気をもらう人
・単調な作業をしているとすぐ飽きてしまう人
は、少しストレスを感じやすいかもしれません。
どちらが良い・悪いではなく、
「自分はどちらに近いかな」と
一度ゆっくり考えてみるのがおすすめです。
2.一日にどのくらい時間を使えるかを、先に決めておく
在宅しごとは、家でできるぶん、
頑張ろうと思えばいくらでも時間を使えてしまいます。
その結果、からだも心も疲れ切ってしまうと、
本末転倒になってしまいます。
そこで、始める前に、ざっくりでいいので
・一日に使う時間の上限(たとえば「平日は2時間まで」など)
・やらない曜日(「日曜日は作業しない」など)
を決めておくと、続けやすくなります。
私も、最初のうちは
「今日は頑張れるから、あと少し、あと少し…」
とやりすぎてしまい、
目や肩がパンパンになったことが何度もありました。
いまは「ここまで」と区切りをつけるようにしています。
3.お金についての「目的」をはっきりさせておく
もうひとつ大事だと感じるのは、
在宅しごとで
「どのくらいの収入を目指すのか」
を、最初に決めておくことです。
たとえば、
・毎月のちょっとしたプラス(1〜2万円くらい)なのか
・パートと同じくらいなのか
・ゆくゆくは、パートを減らすぐらいなのか
目標のイメージがあるだけで、
「思ったより少ない」「向いていないのかも」と
落ち込むことが少なくなります。
私の場合は、
「いきなりパートをやめて全部切り替える」のではなく、
「まずは月に数千円〜1万円のプラス」
から始めました。
少しずつ経験が増えるにつれて、
無理のない範囲で目標を上げていくようにしています。
自分の性格、生活のリズム、お金の目的。
この3つを一度紙に書き出してみると、
「自分にとってちょうどいい働き方」が
少し見えやすくなると思います。
7)まとめ:「体力に合わせて働き方を変えてもいい」
ここまで、
レジの立ち仕事から、
座ってできる海外の在宅しごとに
少しずつ切り替えていった私の話を書いてきました。
私がいちばん伝えたいのは、
「体力に合わせて、働き方を変えてもいい」
ということです。
膝がつらくなったからといって、
「がまんして立ち続ける」か
「働くのをあきらめる」か、
その二つしかないわけではありません。
世の中には、私が知らなかっただけで、
・家で、座ってできる仕事
・英語が苦手でも挑戦できる仕事
・体力ではなく、ていねいさや根気が役に立つ仕事
が、思っていたよりたくさんありました。
もちろん、在宅しごとにも良いところと大変なところがあります。
向き・不向きもあります。
だからこそ、
「こんな働き方もあるんだな」と、
選択肢のひとつとして知ってもらえたら、それで十分だと思っています。
同じように苦しんでいる人へ、おすすめしたいnote
実は、
私が自分の働き方を見直すきっかけになった
noteの記事があります。
私がつまずいていたこと、
恥ずかしくて人には言えなかった本音を、
そのまま言葉にしてくれているように感じて、
読みながら何度も救われました。
同じように、
立ち仕事のつらさや、
将来のお金の不安、
「もう遅いのかな」という気持ちで
ぐるぐるしている方には、
きっと何か受け取れるものがあると思います。
そのnoteはこちらです。
気になる方は、よかったら読んでみてくださいね。
▶ 私が読んで救われたnoteはこちら
いますぐ大きく動けなくても、大丈夫です。
まずは「こんな生き方・働き方もある」と知るところから、
少しずつ一緒に考えていけたらうれしいです。