昨日、1月31日午前11時40分に、3108gの元気な女の子を出産しました。
前日の夜から、なんだか怪しい腹痛を感じていたのですが、なんとか寝れそうだったので寝てしまえ!と寝ました。
ここしばらく腹痛あるけど寝ようと思えば寝れる日が続いていたので、いつもよりキツイ腹痛ではあるましたが、まあ気にしすぎも良くない、と思って。
31日の朝です。
毎朝6時の恒例行事になっていた、長女の『マーマー』で目が覚めました。
半分寝てるけど、もうちょっと寝たくてママの布団に入りたがります。でも自力では入ってこないので、少し抱き上げて布団にいれてあげているのですが…いつも通り寝たまま抱き上げた瞬間、下腹部の内側で、ブチッと嫌な音が……
やや、これは…さすがに…。
なんとか布団に長女をおさめ、私も横になりましたが、お腹がしくしく痛い。
寝てれば少しおさまるか、と思いましたが、ブチッはやっぱり気になる。
20分ほど横になり、腹痛が一段落したところでトイレへ。
立ち上がると。会陰部からドロッとおりものがでる感覚。
トイレで見てみると、やはりおりものに少し血が混じっているような色が。
こりゃダメだ。
別の部屋で寝ている両親を起こし、朝の支度を始めることにしました。
支度をしながらも、ホントにこれがお産につながる陣痛というものなのか、破水とよべるものなのか、不安だったので、まあ、急がず病院の診察時間ば始まる頃に行けばいーや、とのんびりいつも通りに朝食や着替え。
その合間に、夫や義実家に連絡をしました。
そうこうしているうちに、時々腹痛がきたり、多めのおりものがでたりしてきました。
8時すぎ、入院グッズを持って病院へ出発、8時半過ぎに病院到着、受付を済ませ待合室へ。
まだ診察時間前でしたが、助産師さんがすぐにとんできて、『陣痛は何分おき?』と。「うーん、25分くらい?」というと、『え!10分おきじゃないの?』あれ?ダメなの?「でも、たぶん破水してます…(破水かわかんないけど)」と答えると、『じゃあモニターしてる場合じゃないわね!』とすぐに診察室に通されました。
内診し、『うん、少ないけど水っぽいね』と先生。
『陣痛きてないなら、促進剤使いましょう。はい、これ同意書。サインして。』
そ、促進剤!?
痛い痛いと噂に聞くあれ??
「こ、これって痛いんですよね?」
『痛いかどうかってより、陣痛だからねぇ。』
いや、もっともなんですけど…
言われるままにとりあえずサイン。
背中を丸めて診察室をあとにする。
待合室に戻ると、仕事に行きかけてたのに引き返してきてくれた夫が病院に着いていたので、両親と娘とはここでわかれ、私と夫と、もう一人計画入院の妊婦さんとそのお母さんと共に、助産師さんに連れられて入院準備へ。
ナースステーションの前で色々書類書いて、さあ、じゃあお部屋へ。
計画入院の妊婦さんは予定日超過で、これから促進剤使って産むらしい。大変そう……
その妊婦さんはナースステーションに一番近い陣痛室へ。
私は…というと、『はい、こちらの広いお部屋です
』
うん、ひろーいお部屋の真ん中にピンク色の分娩台。
えっと……「これって分娩室…」
『はい、お産近くなっても移動しなくていい特別なお部屋です
』
いやいやいやいや…
『てゆか、お部屋いっぱいで空いてないのもあるんですけどね
』
終始笑顔の助産師さん。
おいおいおいおいおい…
つまりは、
さっさと出してこの部屋空けてね
ってことでしょ??
プレッシャー……
そんなこんなで着替えて分娩台へ横になる。
へんな感じ…。
先生と助産師さんが来て、さて、と話しが。
『破水してるので、抗生剤を点滴していきますが、促進剤はどうしますか?』
どうって…言われても…。
『このまま自然にっていうならそれでもいいけど、今日になるか明日になるかわからないよ。破水もしてるので、時間がたてばたつほど感染のリスクが高くなるし、体力があるうちに産んじゃう方が母子に負担がかからないけど。それにお子さん預けてきてるならなるべく時間かけたくないでしょう?』
うーん、どうしよう。
前回も実は陣痛が弱くていきむタイミングがわからず時間がかかった私。
「前回も陣痛弱かったし、どうしよう」
悩んでいると夫が「使ったら?早く生んじゃいなよ」と。おいおい、あなたは痛くないからいーよね。ここに来る間にコンビニ寄っておやつ買い込んで、まるでピクニック気分だもんね!
『まあ、また点滴するとき聞くから考えといて』
とその場は終わりました。
陣痛は進んできてるものの、間隔はまちまち。
夫とも痛くない時はのんびりは話をしてました。
11時前に助産師さんが点滴セットを持ってきて、『抗生剤と促進剤使いますけど、促進剤使って大丈夫?』と。
しっかり用意してるじゃん。私の名前入ってるじゃん。
先生もやってきて、『うん、お母さんの顔もまだまだ余裕あるね。体力あるうちに頑張っちゃった方がいいんじゃない?』なんてたたみかける。
「痛いのやだけど、痛い時間が短くてすむなら…」と、私もたかをくくる。
よし、ゴー!
点滴開始!
『お昼までには出てこないかもしれないけど、今日中には赤ちゃんに会えると思いますよ
』
「はーい」
さて、と。
ん?
いたたたたた!なにこれ!いきなりくる!マジで、ちょっと待って!はやいはやい!
ガンガン痛くなるし、間隔もあっという間に狭くなっていく。
夫とは会話不能に!
もう腰をさすってもらうのすらうっとうしい!
夫に背を向け、ひたすら深呼吸を繰り返す。
頻発に見に来てくれる助産師さん。
『うん、いーね。ちょっと速度あげましょうか』
いや、ムリ、ムリですってば!
ピッピッ
あーーー
『お腹どんどん押されるような感じとか、いきみたくなることあったら言ってくださいね』
「あー、もうかなりきてます…っ!」
『そうだ、お昼ご飯食べますか?』
「食べるよな?力つけた方がいーよ」と夫
「…食べます(でも痛くて食べれるか…)」
あー、もーほんっと痛い!
あ゛ーー!
横になってられず、よつんばいに。
「ダメ!コールして!」
夫に叫ぶとあわててナースコールを押してくれました。
駆けつけてくれた助産師さんは私のよつんばいに『あらあら!』と言いながら『痛みが落ち着いたら上向きになって診察しましょうねー』と、私をひっくり返し内診。
『うん、全開。お産にしましょう』
と手早くお産の準備。
私はその間もいきみはじめてました。前回とは全然違う!と頭のすみっこでつぶやいて。
はいどうぞと言われたときには
『はい、もうはまってるよーあとちょっと!次の陣痛で力いれましょう!』
でも、そのときには痛みがもう来てほしくない、痛くてもうダメ、って感じで、次の陣痛どれだかわかんないくらいずーっと痛くて、でも、通らなきゃ終わらない!と意を決してもう一度気張る!
『はい力抜いてー!』
終わった…!!!
トュルトュルトュルトュル…
そう、頭さえ通ってしまえば後は自然に出てくる!なぜなら、胎児に肩幅は存在しないからだ。
んにゃーんにゃー…
声が聞こえる。
ああ、泣いてる。良かった!
声が上の子とはやっぱり違う。
あれ?前回は、産声を聞いただろうか。そんな余裕もなかった。
そんなことに気づけるくらい気持ちに余裕がありました。
終わった!と思ったんですが、お産はここまでじゃないんですよね。
このあとは後産があって、会陰の縫合があって、これもまた痛い!
赤ちゃんがお腹から出てきてしまうと、夫も部屋から追い出され、孤独な戦いを続けてるなか、夫は可愛い我が子と戯れ笑顔で写真を撮ってる。
悔しい!
仕方ないけど。ずるい。
ピクニック気分でおやつ買い込んでやって来て、早く生んじゃいなよと言って、痛い思いひとつしなかったくせに。
と、頭のなかでぶつくさ悪態をつきながらひたすら痛みにたえる。
『はい終わりー』
やっと終わりがきた。きたけど、点滴がはずれてないので、このあと2時間弱、子宮が激しく収縮する痛みにたえることになるのですが、これはオマケくらいに。
部屋に戻ってきた夫に、お愛想で「お疲れ様」とねぎらい、で、「お昼ご飯は?まだ?」と聞く私。
お腹から赤ちゃんもいなくなったら、無性にお腹がすいた。
お昼を食べ、少し休み、点滴をはずし、部屋を後にしたのが14時前。
滞在時間4時間。
はやかった。
家族に報告すると、あまりの早さに驚いてました。
いや、ほんと。私も驚いたよw