社会からはみ出さないで欲しいと願う母 

社会からはみ出すなんて簡単にできる子


そもそも、社会からはみ出すってなに?

それって

私が怖いだけじゃない?


社会からはみ出したら

生きていけないとすら思っていたのかもしれない



社会が作ったルールを守らなければ

人間失格とさえ思っていないか?



そもそも
その社会ってどこからどこまでなのか?


私の信じている社会と
こどもの信じている社会(そもそもあるのか?)は
全然違うものじゃないのか?


見えているところが違うのなら

私の努力なんて無駄だ(笑)


一生懸命『普通』になれーって
箱の中に押し込もうとしていたあの子すら
もしかしたら幻かもしれない


そんな私を
あの子は横で
何してんだろ?って見てたのかもしれない


私の世界と
あの子の世界は
全く同じじゃなくていいんだ


どこかで繋がっているから親子
だから
全部同じじゃなくて良いんだ


あの子の世界を自分のものにしなくてもいいし
私の世界にあの子を繋ぎ止めなくてもいい


私とあの子は
別々の人間


お母さんだから
って
お母さんらしくしなきゃとか

お母さんなのに
お母さんらしいことできなくてとか

そんなのいらない


お母さんらしさも
私と、あの子では違う


生まれた時から
彼女は
『私』を持っていて

私も
本当は
『私』を持っている

だから
お互いの
『私』らしさで
生きていく


とうとう一人暮らしを始めたはーちゃん




濃い濃い

私とはーちゃんの2人暮らしは

死ぬ時に思い出すNo.5に入る

そんな6年間です