私は愛されている





それを信じるのに

必要な思い出は

いつも

父にありました



今年のお正月




父は物心ついた時には

アルコール中毒になっていて

いつも酔っ払っていて

いつもイライラしていた



そんな記憶が

私の中ではほとんどを占めていたけれど



その反面

いろんなところに連れて行ってくれたり

手を繋いで歩いたり

家の中で遊んでくれたり

そんな記憶もちゃんとある



そんな中でも

私の中で1番大切な記憶は




小さい頃風邪をひいて寝込んでいた私を

何度も見にきてくれて

声をかけてくれた記憶




あの時のことを思い出すと

私は

ちゃんと私のことを気にかけてもらえてたんだなぁって

安心する



だから

私は愛されていないのかもしれない

と、思っちゃった時は

その時の記憶を思い出す




大切にされた

と、いう私の記憶




何度も何度も思い出す

きっと

これからも。




私は大切にされていた

私は愛されていた





私なんて

存在がないと思っていた

そんな私を支えてくれた記憶





お父さんはいつも

私を心配してくれていたし



とても可愛がってくれた




お父さんと手を繋いで歩くのが好きだった子供の頃



病気で見た目も怖くて

人から見たら変わった人だったと思うけど



その病気で大きくなった

大きな手が

私は大好きだった



もう返事のない

病室のベッドの上のお父さんの手は

まだあったかくて

その大きな手は相変わらず

大きくて優しかった



こんな優しい記憶を

きっとずっと忘れない



私は愛されている

信じるために



お父さんはずっと

記憶の中で支えてくれた



お父さんのせいで

私は不幸だ!と

思っていたのにね



お父さんは

本当に波瀾万丈だった



普通の人には

到底乗り越えられないであろうことばかり

そんな中を乗り越えてきた



他人から見たら

弱い人

かわいそうな人

ワガママな人



でも、

実は



全てを乗り越えられる

とてもとても

強い人だったと思う



強くて優しい人でした



ありがとうございました


お父さんありがとう!

お父さん大好き!



お父さんの子供に産まれて

ほんとーに

面白い人生になったわ!



ほな、またねー

またくるねー



ばいばーい





あなたの残した子孫たちは

相当面白い人たちよ♡