はーちゃんが、学校に行かなくなったのは

中学2年生の春だった



あれから3年半経つ



中1からあまり学校に行かなくなって

全く行かなくなるまで

取っ組み合いのケンカをどれだけしただろう



近所に響きわたっていただろうな



よくぞ通報されなかったと思う(笑)




あの頃は


学校には行かなければならない

と、思っていたし



学校に行かさなければならない

と、思っていた




学校に行かなければ

この子の人生はどうなるんだろう?



それでなくても勉強できないのに

ますます置いていかれる



もう、想像することは悪いことばかりだった




そんな中

私はカウンセラーのお仕事を始めた



そして、初めてカウンセリングに来てくださったのは


なんの因果か

『学校に行きたくないんです』という女の子だった



本当に今思い返しても

神様はなんて意地悪なんだと思う



なんとかして学校に行かせなければとしている私の口からは


『行きたくなければ行かなくていい』だった



彼女はその後も

何度もカウンセリングを受けてくれて

学校はやめた


そしてその後

恋をしたと連絡をくれたり

彼女なりの生き方を報告してくれていた


彼女の存在は

私の、はーちゃんへの気持ちを

客観的に見させてくれるものでした



結局、はーちゃんは中学をほとんど行かず

無事?!笑笑、卒業できました


そう、、

中学は誰でも卒業できるのです!(笑)



あれから3年半



はーちゃんは

本当に変わりました


いつも笑顔で元気です

お料理が上手です

不器用だけどとても優しい



子どもたちが生まれてくる時

お願いした通り



元気に健康に大きく育ちました




たしかにここにくるまで

いろんなことがありました



それは

彼女の問題ではなくて

私の問題がいっぱいでした



私の問題を

体を張って教えてくれたはーちゃんに

感謝しかありません



もちろん

はーちゃんにははーちゃんの問題もあるだろうし

これからもあるのだろうけど

それは、彼女のことだから

それは、その時その時に

寄り添って行こうと思います



私の問題と

はーちゃんの問題を

別々の問題だとわかるようになって

世界が変わりました





目の前に学校に行かない子どもがいると

世界が真っ黒な気分です

自分を責めて

周りを責めて

子供を責めて

何か良いことなのか?

どうしたら良いのか?

わからなくなります



でも

いろんな世界があるんです

信じられないかもしれないけれど

ちょっとだけ

もしかしたら

そんな世界もあるのかも?と信じてみてください