今日は叔母のお葬式に行っていた



お別れは寂しいな




叔母は父のお姉さんで
私の実家の近くに住んでいたから
とても身近な親戚だった



うちの父はアルコール中毒だったから
小学生のころの家庭での
良い思い出はあまりない



私のその頃の良い思い出は
休みの日におばちゃんの家に行って
たこ焼きをしたことだった


毎週末
おばちゃんの家に行って
たこ焼きをした

どんな話をしたのとかは覚えて無いけど
毎週のようにいっては
たこ焼きを作ってくれた


広い庭があって
そこでいっぱい遊んだ


あのころの私にとっては
天国みたいだった


楽しかった
楽しかった


そしておばちゃんは
いつも私を良い子だって言ってくれた



私が子どもを産んでからも
いつもいつも褒めてくれた


子供のことを
『きさんじな子やなぁ』と褒めてくれた

実は『きさんじな子』の意味が今日までわからなかったんだけど笑笑

おばちゃんの言い方から
きっと良い子だねって褒めてくれてるんだなぁと
思えていた


いつもいつも気にかけてくれていて
いつ行っても可愛がってくれた



私の子供時代は
真っ暗だった
なんて思っていたけど



私にも
こうやって気にかけてくれている人がいた


たこ焼きをする時には
いつも思い出す


私のたこ焼きの記憶は
おばちゃんがいて
楽しいこと



だから今でも
たこ焼きをすると幸せな気持ちになる

ありがとうって思う






人生は辛い時は辛い事ばかりな気がするけれど

実はそうではなかった





大好きな人とさよならするのは
とてもとても寂しいけれど


いつかはさよならの時が来るんだな





あなたのおかげで
私は幸せでした
ありがとうございます



人は生きているだけで
誰かの光になっている




そういえば
おばちゃんもいろんなことしてる人だったな



三味線
民謡
絵手紙
お裁縫
刺繍
料理も上手だった


ちゃきちゃきして
裏表のない人だった


やりたいこといっぱいやってたな


だからきっと
人にも優しかったんだ


あなたに出会えて良かった
ありがとうございます




ちなみに
『きさんじな子』とは




育てやすい子



おばちゃんにそう言われた頃
私は育児ノイローゼ真っ只中だった


この言葉が私の心にずーっと残っている
ってことは
私はこの言葉に支えられたのかもしれないなぁ




感謝。