リーマンショックを覚えていますか？

いま、世間はコロナで大騒ぎです。


私も例に漏れず、自粛をしているので
もちろん収入は減りました

なのになんでこんなに落ち着いていられるんだろう？


皆さんは
リーマンショックを覚えていますか？
ちょっと調べてみると
2008年だったみたい
今から12年前

あーそうだそうだ
はーちゃんが保育園に通っていた

あの時のわたしの
世の中はグレーだったなぁ

その頃はまだ離婚していなかったんだけど
旦那さんは建築関係のお仕事なので
リーマンショックがモロにきた

今のコロナだったら
飲食関係の人たちみたいな感じかな？

急にパッタリとお仕事が無くなった
毎日家に居てる旦那さん
トイレにこもる時間が増えていた
多分、すごく悩んでいたんだと思う
子ども4人に家のローン
貯金なんてないし
あるのは子どもの学資保険の積み立てぐらい


そんな中
私は、なんとかお金になる仕事をしようとホームヘルパーの資格を取りに行き
旦那さんが職人を辞めて、会社員になった時の
給料が減った分をなんとかしようと思っていた
（結局職人は辞めなかった笑笑）

旦那さんは相変わらず家に居てる
支払いは待ったなし
子どもはお腹を空かせ
長男は少年野球をしていたりと
何かとお金がかかったので
わたしはいつもイライラしていた

1人分の学資保険の解約に行った時
なんとも情けなかった
子どものお金にまで手をつけてしまった

その頃
なんで私だけがこんな思いをしなきゃいけないんだって怒りが湧いた

お金がないのは
あんたが仕事しないからだ
家に居てるぐらいなら
バイトでもなんでもしたらいいのに

と、は言えずに
1人でイライラしながら
わたしはパートに行っていた

パートから帰ってきても
家のことは何一つしてくれていない

もう無理。

そして、また学資保険を解約しなければいけなくなったとき
旦那さんを連れて行った

あんたのせいで、こんなことになったんだから
あんたが解約してよ！
わたしは今まで、こんな嫌な思いしてたんだから！
あんたも同じ思いしなさいよ！


そんな事を言ったと思う

あーなんて酷い嫁。

わたしは知っていた
彼が、とてもとても悩んでいた事を
彼にはどうしようもできない事を
知っていたけれど
わたしも
とても辛かった
助けてって言えなかった
あの時
誰かに助けてって言えていたら
何か変わっていのかもしれないけれど
あの時は言えなかった
旦那さんにぶつけるしかできなかった


そんな時だったのか
どうなのかは定かではないけれど

私は、母とスーパーに行き
母がカゴに
『いるもの入れ。お母さんが出してあげるから』
と、言ってくれた。

実はわたしね
そんな事してもらったことがなかった。

本当にお金がなかったから
その時、スーパーで泣いた

あー今も泣ける。
あの時、初めて助けてもらえるんだって思った
それでも、わたしがカゴに入れたのは
本当に本当に最低限だけだった
ちょっとしか入れることができなかった
そして、情けなかった
恥ずかしかった


あの時
初めて、惨めなわたしが出てきたのかもしれない



それからも
わたしは相変わらず
弱音は吐けなかった
そして
旦那さんのせいにして
旦那さんを責め続けていた


リーマンショックも落ち着き
仕事も無事に再開し出し
知らない間に普通の生活に戻ったのだけど
あの時
旦那さんに言いたいことを言えずにいたことは
ずっと残り続けていた

その後私は離婚することになったんだけど
離婚後に
気付くことがたくさんあった

どれだけ
強がっていたのか
実はとっても怖がりなのを
実はとっても弱いこと
そんな自分を隠すために必死だったわたしは
あの時
旦那さんを責めるしかできなかった

このことについては
離婚後に、旦那さんに謝ってます笑笑



いま、あの時と同じな様に感じていて

みんな
弱い自分を出せるチャンスで
頼ったり
甘えたりするチャンス

そういう自分がいることに気付くチャンス
と、思うのです

わたしはあの時に気付けなかったけど
今まで出してなかった自分が出せた時だと思う

その何年も後に
あーあの時がきっかけだったなぁと気づいた

そして
あの時のすっからかんを経験したから
今回のコロナちゃんも
なんとかなるかなーと思えてらのかもしれません


そしてやっぱりね

全てのわたしを受け入れるって事を
何回も何回もやってきて
何があっても大丈夫だという
前提が出来上がったんだと思うのです

たった3年でわたしの前提は変えられた
なかなか変わらない前提もあるけれど
それでも
いま、こうして落ち着いていられるのは
大丈夫という前提があるから


あーよく生きてきたな〜と
また数年後にみんなで笑っていられる様に

わたしができることは
そんな場所をつくりたいと思っています

1人でも多くの人が
安心の世界に居れますように

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