朝比奈秋著。

読了。

 

普段意識することのない日本人としての自分。

それは紛れもなく、極東の小さな島国の中で、

排他的な、守られた中で育まれてきた自我。

自我を押し通すことでのみ国境線を守ってきた民族とは、違う。

免疫とは、他者に対する寛容性。

どこともつながらない、ということは

常に受け入れる構えを示しながら、決してどこも受け入れない、ということ。

それを無意識に、本能の中に抱えている。

 

そんなことを思った本。