25冊目 あなたの燃える左手で朝比奈秋著。 読了。 普段意識することのない日本人としての自分。 それは紛れもなく、極東の小さな島国の中で、 排他的な、守られた中で育まれてきた自我。 自我を押し通すことでのみ国境線を守ってきた民族とは、違う。 免疫とは、他者に対する寛容性。 どこともつながらない、ということは 常に受け入れる構えを示しながら、決してどこも受け入れない、ということ。 それを無意識に、本能の中に抱えている。 そんなことを思った本。