エンジニアとしての生き方 （著者 中島聡）を読んだ。
基本的なメッセージは、自分の大好きなことを仕事にしているか？ということ。
中島聡氏の詳しい経歴は読んでないが、MS社の重役だったらしいので、
相当な経歴というのは間違いないし、３０年間プログラミングをやっているらしい。
私としては、最新のIT業界の動向とか、勉強法とか知りたかったのですが、
「IT業界の動向はチェックしておけ」「エンジニアなら常に勉強を続けろ」
というような抽象的な話が多かったのでちょっと残念。
逆に言うと本質的な話が多かったっていうことなんだけど、
過去に書いたコラムをまとめたような形で、書き下ろし感が少なかった。
今の自分に当てはめてみると、まだ入社１ヶ月＆業界１ヶ月ではあるが、
PGの仕事は楽しいし、自分としてもこの仕事以外は今は考えられないので、
大好きなことを仕事にするという点には当てはまっていると感じている。
やっぱり残業が続いたり、テストが同じ作業の繰り返しに感じることもあるが、
パソコンを触ったりコードを理解するのが好きなので、苦痛に感じたことはない。
後、中島聡氏の経歴からしてグローバル企業に勤めていたから、
世界に名だたるIT企業で勤めてみたい人は一読の価値あり。
特に個人的には私の会社はオフショアをやっていて、
中国とのやりとりが多かったり、中国人も多かったりと、
嫌でも日本人としての価値について考えさせられます。
付加価値を高めるために、日本人しかできないことや、
日本という狭い枠で考えるのではなくて、世界に羽ばたくことを考えるヒントになります。
もしあなたが、グローバルとか功名とか給料に関心がないなら、
別の本を読んだ方が時間が有効活用できると思いますよ！