精神的にも身体的にも「生きていくのが面倒でたまらない」という強い思いにとらわれていた

いったい、いつまで生きればよいのだろう?と。

気持ちを切り替えようとすればするほど落ちて行ってしまう

睡眠導入剤も今までの量では効かなくなっていたし、食べるのも面倒だ。痩せるのは嫌だから食うことは食うけど、食えれば何でもよかった。

 

何か違うことを見つけなければ・・・

自分ではどうしようもない

今まで頑張り続けてきたのだから疲れた。

 

心配するうっし~が、たまに旅行に連れ出してくれるときは楽しいけど終われば普段に戻ってしまう。帰ってきてからブログを書くのが楽しみだったのに、それも面倒で、どうでもよくなっていた

これは相当な重症である

 

体調はといえば検査しても出ないためどうしようもなく、死なないと解放されないのか、と鬱になる。

 

淡路島に公的な断食道場があると整体の先生から聞いていた

そこへ逃げ込みたい、そこに希望があるのではないだろうか?医者では治せないのだから他の手段を選ぶしかないのでは?

そして、なにより

一人になって、することもなく考えることもなく過ごせば気持ちも変わるだろう

 

 

予約は希望日の二か月前から受け付けられる

ネットから申し込みをし、

お医者さんの電話診断を受け、

予約金を振り込み、

子細が郵送されてくる・・・という段取りになっている

 

「申し訳ありませんが60歳以上の方は完全なファースティングはできません。一日の摂取カロリーを1000㎉に落とした健康食になりますが、よろしいでしょうか?」

「かまいません。お願いします」

 

入所日、退所日を除いた9日間、移動の日を入れたら11日間のコースを体験した

どうせやるなら何かしらの成果を得たい

中途半端はかえってもったいないとの思いからだ

 

 

はじめは、こうして日記を書くなどありえなかった

入所してからも、そんなエネルギーなどなかった

ボーっとして一日を過ごした

でもファースティングが進むにつれて何かしたくなってくる

四日目?五日目?くらいから少しずつ気力が出始めた

洗濯をし始めたのも同じころかな?

 

書きとどめておこう。

もしかして誰かの役に立つかもしれない

何より、久しぶりに「何かしよう」という気力が出たんだから

 

そうして過ごした10日間

最後の回診の時、交わす短い会話とアドバイス。

「ありがとうございます」と、

普通にお礼を言っただけなのに、

ふいに涙があふれそうになった

声も詰まって少し震えた

これには私も驚いた

・・あんた、誰?

こりゃ・・もうひとりの私かもしれない

 

予約投稿にしたので順次アップされるはずです

興味のある方は見て下さい