キズの曲に、アナグラという曲があって、
わたしは結構好きなのですが、
その歌詞に、
「教えてくれ 命の使い道」
という所があり、私は本当そうだよな、
知りたいよな、と常々思っていました。
先日図書館に行ったら
なんと、
「命の使い方」を教えてくれそうな本があったので、
借りてきました。
聖路加国際病院の理事長さんで、
有名な方が書いた本でした。
聖路加国際病院の事は名前をよく聞くなぁ
くらいだったのですが、
地下鉄サリン事件の時に、
いち早く病院を解放した病院の理事長さん
だったそうで、
すごい人だなぁと思いました。
この本は、日野原さんが100歳、101歳の時に
書かれた本だったのですが、
100歳って…!びっくりしました笑。
文体も柔らかでとても読みやすく、
あっという間に読んでしまいました。
いくつか心に残った事を書いてみます。
●災難か不幸なのではなく、希望を失う事が不幸
→確かに、どん底にいても、光さえ見えたら登って行けますが、希望を失ってしまうと動けなくなってしまうなぁと思いました。
●自然の中にいると、空気が無償で得られてる事に感謝する
→私たちが生まれた時代は(日本は)、空気も水も提供があるから、ありがたいと思う気持ちは大事だなと思いました。特に、生きていく上で必要である空気が、無償で得られる事は本当にありがたい事なんだなぁ〜と気づきました。
●幸福とは、持つhavingではなく、内にあるbeigもの。
→心の持ち方一つで、幸福感は如何様にもなるって事かなぁと思いました。物質的に豊かになっても、心が豊かにならないと、幸福感は感じられないよなぁと。
●争いごと戦争をしないために(戦争など)
相手を許す勇気や、相手より先に自分が変わるのが大事。
→これ、自分から変わると言うのは大変だけど、相手を変える事はできないから、勇気はいるけど、自分から変わるのって大事だよなぁと思いました。
いくつか、書いてみましたが、
他にも知恵がたくさん詰まってる一冊でした。
いのちは、ある程度の年齢までは自分のために使い、それ以降は誰かのために使うと言う事を書いてありました。
社会参加というのは、そう言う事なのかも?
私の歯は、寿命を迎えた歯があります。
歯が寿命という事は、もしかしたら、
私の寿命は、そんなに長くなかったのかも
しれないなと思いました。
けれど、癌が早期発見できて、
いのちが今のところ繋がっているので、
これは生かされてるのかなと思うようになりました。
じゃあ私は、生かされた命を
この先、どうやって人のために使っていこう
と言うのが割と課題です。
それは自分で見つけるものなんだと思いますが
今の所まだ、これだ!と言うものが見つからず。
日野原さんは、とりあえずやってみたら良いよ、
と言う事を書かれていたので、
もし何か、この先、これかも?と言う事が
出てきたら、とりあえずやってみようかなと
思いました。
思っているだけでは現実は変わらないから
実行するのが大事だと書いてありました。
気づきが沢山ある素敵な一冊でした。