タクシーを降りて、検査場に着いた。検査場は非公開なので内緒です。
結構遅い時間に、分単位で検査をしてるんだなと思った。

こんな遅い時間まで医療機関の人が働いてるんだなと思った。

消毒をして、防護服に身を包んだ看護師さんに受付をしてもらう。
テレビで見たことのある真っ白い完全防護の人たちがたくさんいた。
待合室は広く、大きな扇風機が至る所にあって風通しがすごく良かった。

検査をする人は何人か居て、明らかにものすごい具合の悪そうな人もいるので、私も緊張した。
検査をする場所というのは、疑わしい人がたくさん来るわけで、どこかにウイルスがあっても
仕方ないなぁと思った。

壁などやたらと触らないように注意書きはたくさんあった。

予約時間で呼ばれて、中に入るとまた待合場所があり、そこで名前などを確認されて、
診察室がいくつかあるみたいだった.

保険証を準備して、看護師さんの後について行った.
看護師さんは本当に緊張感を持った対応をされてて、なんか本当すごいなと思いました。
きっと安全に物事をすすめるマニュアルがちゃんとしてて、ちゃんと守って安全管理してる感じでした。感謝しかないです。

診察室に入ると、同じく防護服とすごい頑丈そうなマスクをした先生がいて、名前を確認して
保険証を確認して、
横を向く事になった。

いよいよ検査。

上を向くように指示され、細い長い綿棒が鼻の奥に入れられていく。
私はくしゃみより、咳き込みそうになった。
結構奥まで入るので、痛いというか、やめてくれぇーみたいな感じになりました。
反対の鼻の穴も同じように検査されます。

検査の時間は本当短いです。

一瞬で鼻が通ったので、鼻をかませてくれました。

ゴミはちゃんと分けられて居ました。

検査が終わったらどうしたら良いのかの説明のプリントを貰って、検査終わりです。
医師の指示による検査だったので、検査費用はかかりませんでした。

鼻に突っ込まれたショックで笑、しばらく放心しましたが、
帰ってもう休みたいので、タクシーを呼びました。
親切に、タクシー会社の電話番号も、検査場にいくつか書いてあってすぐ電話できました。


帰りもやっぱり車に揺られて気持ち悪いし、頭は痛かったですが、
やっと検査終わって今日は休めると思うと少し楽になったのと、
いろいろ考えて泣きそうになりました。

悲しくなるポイントはいくつかあって、

1.なんでこの時期に体調を崩してしまったのか
2.まだ研修中なのに、長期休まないといけない可能性を考えて、会社に迷惑をかけるという罪悪感3.将来的に職場復帰が難しくなるんじゃないかという不安
4.万が一陽性だった場合、友人知人知らない人に自分がうつしたかもしれない罪悪感
5.叩かれやすい掛け持ちの職場があるので、クラスターにならないかの不安

この辺がすぐに浮かんできて、悲しかったです。
陽性なら迷惑をかけるなと思ったけど、
たとえ陰性だとしても、検査を受ける事になる状況に対して、色々な周りの動きもあるわけで
そういうのを全部把握すると、生きてるのが辛くなりますね。

周りの人は優しいので、きっと誰も私を責めたりしないですが、いろんな不安と罪悪感が
結構重くのしかかってくるんだなぁと、
こういう状況になってみて、初めて実感しました。
想像していたよりもずっと重かったです。
帰りのタクシーの中で、
3回くらい泣きそうになって帰ってきました。

これ、メンタルが試されますね…
いやー絶対泣いてる人居るよ…


ちなみに結果は、陽性なら早くて翌日、
陰性なら2日後に連絡がくるようです。
結果が出るまでは、保菌者なのかどうかわからないので、
人との接触はしないようにという事でした。

とりあえず私が実行したことは、
必要な日用品(ティッシュとかトイレットペーパーとか)をネットで頼みました。
あと、猫砂と、猫のご飯もネットで買いました。
自分のご飯はまだ食材もあるけど、なんならウーバーイーツでも出前館でも、届けてくれるところは色々あるので
そういうサービスを活用しようと思いました。

続く。