原作マンガなんですね。これも好きなギタリストのおすすめシリーズを観てみました。  

最初はヤンキー風高校生と、真面目そうな高校生の出会いからなのだけど、
屋上の階段で出会うという割とありがちな出会い方ではあるんだけど、
ヤンキー風の方が、真面目風の手を握ってしまうところがいつもと違う展開でした。

話を見ていくとわかってくるのですが、
ヤンキー風の高校生はお迎えを待ってたんだなぁ。
真面目くんを天使とかマリア様の遣いとかと寝ぼけて勘違いしたのかな
というところから、この一見信心深くなさそうな彼が、
深く信仰してる事が分かってくるのでした。

高校生はみんな迷える仔羊で、
それでも音楽(ここではジャズ)の力をもって
何度も危機を乗り越え、
セッションの度に友情が深まっていくのでした。

途中から、ボーイズラブに見えてくる自分の腐った目線が恨めしかったですが、
最後まで誰も死なずに物語が紡がれて良かったなぁと思ったのでした。


友達が少なくても、素敵な友達がいたら
この世界は少なくとも少しは楽しく過ごせるし
それは自分にも心当たりがあるので
友達が生きてるって良いなぁと思ったのでした。

生きてれば離れ離れになってもまた会えるからね。

ジャズセッションはやった事ないですが
見てて楽しそうだなぁ〜
こういうのにスッと入って行けたらかっこいいし、
セッション仲間は絆とか生まれそうだなぁと思いました。

若い時期は坂道を駆け下りるみたいに
きっとあっという間だろうなぁ。
もう若くない人が見たら、
懐かしい遠い昔を見てるようで
目を細めるかもしれません。