今日の夕方、 私の組織のトップに退職の意向を伝えたわけですが、

午前中の外出先というのは 
実は私の会社人生の中で、1番暗黒だと感じていた職場への外出でした。


実に4年半ぶりの 訪問です。
もちろん場所は変わらないし、
同じメンバーはいたんだけれど。


私の心はこの場所を拒否している


と感じました。


職場を見て回ろうとか、メンバーに声をかけて回ろうとかという気分になれず、

数人に挨拶をして、今日の目的の会議を会議室でした後は、すぐに引き上げました。



この職場、私が息子を妊娠している時に働いてた職場なんですが、
その時の勤務はブラック企業のそれでした。

よく流産しなかったなあと思います。




毎日日付が変わるまで会社にいました。
本当によく体が持ちました。



体は一応動いていたんだけれども

頭は もう停止していて 

自分が何のためにそこにいるのか

それもよく分からない日々もあったり

とにかく記憶が断片的

自宅にいる時間も短かった

ただお腹の中の息子が育ってるのが救いだった


今日同行した後輩に、
「以前ここで働いてたんですよね」
って言われたけれど、

懐かしいという感情が出てきませんでした。





当時、業務を立ち上げ直後の
未熟な集団のリーダーの職を与えられたけれど、

私は職場を改善して強くするよりも

日々を回すことに精一杯 

得意先との交渉は思うようにいかない

業務のミスは減らない

結果として立ち上げた業務を失いました。


得意先の都合によるものも大きかったけど、
強い職場を作れなかった責任は私
私はまだその罪悪感にとらわれているみたい。





業務閉鎖により、
会社はかなりの業績的な打撃を受けました。


業績だけではなくて、そのために採用した人たちを退職させなければいけなかった。




私はその職場を守れなかったこと 
自身の至らなさが辛くてたまらなくて、
その記憶が、私の自己肯定感を著しく下げるのです。

もちろん、楽しい記憶もありますよ。
だけど、全体で見たら

ダメな私を象徴する出来事でした。





こんな使えない私は辞めたほうがいい

いや、辞めたら逃げになるから、違う形ででも会社に貢献しなければいけない


の2つの想いをずっと抱えてきていました。








今日、その職場に立って思い出した事

私はこの職場では、

私自身が周りの期待に中途半端に応え、無理してやりたくないことをずっと続けていたという事実。



心から思っていない事は周りに伝わらない。

私の心がそれでは、良い職場になる訳が無かった。


この職場では、私は周りに対して心を閉ざし、
見ないといけないことも見たくなくなってしまっていた。

全てが悪循環に陥ってしまっていた。









色々な負の感情を思い起こした訪問でした。
(訪問目的は全く別でしたけど)





私は今の会社に勤め続けたら 

必ずまた同様の立場での勤務は避けられない。

そんな風に私にワクワクしない。

私はその仕事内容自体に愛情が持てない。

義務感で取り組んでしまっては、自分も周りも不幸にする。





それを再確認したので、

やっぱり今の会社は辞めたら良いね、

辞めるのは逃げじゃないよ と

何か吹っ切れた気がします。