上司との話の大部分を占めたのが、

会社の何が変われば働き続けられるのか

ということ。

私の答えは2つ
①長時間労働と突発対応
②家庭環境を考えない人事異動

①今は時短勤務だが、
子供が小学生になればフルタイム勤務になる。
また、管理職に昇進した時に、
今の所長を見ていると、長時間勤務や突発の対応が避けられないイメージしかない。
女性所長として、道を切り開けと期待されても、結局は他の男性社員同様の働き方は守った上で+αの価値を求められているように感じる。
その働き方は長く続けられないと思った。

②私と夫は同じ会社で、会社の命令で別居することになった。
だけど、他の社員がもらっている別居手当や帰省旅費(月1回自宅に帰るための旅費)はもらえない。

単身赴任開始時に、人事部に確認した所、
「規定の要件にないから」
と、あっさり回答された。

うちの会社の思想に「共働き」というものはないのだとは知っていたけど、実例が出て、社員が訴えているのに考える気もないのかと。

正直ガッカリした。

お金の問題ではなく、気持ちの問題だった。

当事、その事を男性社員に訴えると、
「(共働きで)たくさん稼いでるんだから
いいじゃないか」
と言われたのが更に追い討ちをかけた。

きっとその男性社員は、たくさんの事を諦めてきたんだろう。

会社員にとって異動を断るという事は、
「会社辞めます。」と言うことに等しい。

社員の人生の幸せを考えてくれない会社の命令に、これ以上振り回されたくないと思った。

大体、私が育休から復帰するときも、
勤務場所を事前に確認して住居を決めたのに、
復帰初日に人事異動を言われたのだ。
それで、通勤時間が片道20分は伸びた。

当時、ワンオペ育児での復帰に不安だらけで。通勤時間が短い(片道40分)から大丈夫と
自分に言い聞かせていたのに。

「片道40分が1時間になっても、
充分通勤圏内だから大丈夫だろう」との
会社の言い分は、
私にはよく理解できなかった。

あの悔しさは忘れないが、それ以上に
今回の夫の辞令は私には辛かった。

ワンオペ育児も、
夫が関東に帰ってくるまでと思っていたのに、
いきなりの無期延期。

もう辞めたらって
言われているような気がした。

だから、

私が望むスピードで会社が変わると思えないし、それなら私が会社を出て働き方を変えたいと思う。

という結論に至った。

という事を、ひととおり上司に伝えた。

実は上司も会社で今の待遇に不満を持っていることを、私は感じ取っていて。
だからこそ、冷静に、私のわがままともいえる言い分を聞いてくれるだろうと思っていた。

実際その通りになって、
その上の役員に話をするときの事まで考えてくれた。

やはり、その日を迎えるために、
もっと自分のこれからにかける想いを
明確にしなければと感じた一日でした。

話を聞いてくれた上司には感謝。