人体に有害な有機フッ素化合物・PFASによる汚染から命を守るために活動する市民団体が28日県に対し、県民の健康状態を知るための血液検査の実施などを要請しました。
県を訪れた市民団体の代表は、今月宜野湾市で450人が参加して開かれた県民集会の決議を玉城知事あてに提出しました。
▽(PFAS)汚染から市民の生命を守る連絡会・玉那覇淑子共同代表
「小さい子どもたちやお腹の中にいる胎児、その子どもたちに影響が大きく出ると言われています。
日も早く県民の血液検査、血中濃度検査をするのはこれは絶対に早めにやっていかなければいけないことです。」
県の担当者はPFASの健康への影響はまだ研究段階で評価できないとして、引き続き血液検査の必要性を検討していくと述べるにとどまりました。
連絡会では、本来血液検査は国や県が実施すべきとした上で今年の夏にも不安を抱える人たちを対象とした独自の血液検査に乗り出すことにしています。