今日は思ったことを、ただただ独りごちただけの記事のため、ざっくばらんに綴ります。
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8月15日、今日は終戦記念日だ。
当然の事ながら私や夫は戦争を知らない世代だし、私の両親&夫の両親も戦後生まれで戦争を知らない世代なので、実体験として戦争を語れる人は身近には誰もいない。
が、我が家の小2の双子次男が、2年生になってから戦争の歴史に非常に関心を寄せるようになり、戦争関連の本やら漫画やら動画やら、、、を読み漁る&視聴しまくっているので、この夏はいつになく、わが家の家族団欒の席で戦争関連の話題がのぼる事が多かった。
次男が戦争に関心を寄せているせっかくの機会なので、この夏休みには、息子達を新宿住友ビルにある平和祈念展示資料館に連れて行った。
この資料館は、徴兵〜戦後の抑留、帰還までの歴史を学べる、とても充実した展示内容だった。
夏休みのイベントとして戦争関連のアニメーション上映もあり、また、「雪風に乗った少年」の著者、15歳で海軍特別少年兵として出征した故人 西崎信夫氏の語り部の上映が、本当に素晴らしかった。
ところで、この資料館を訪れた理由の一つには、実は私の中で、とある思惑があったためだった。
次男の夏休みの自由課題として今年は戦争を題材にした読書感想文にチャレンジさせてみたいと思っていて、次男にとって資料館の訪問が感想文の下地作りに有益に働けばいいな、と思っていたのだ。
次男は資料館に感銘を受け、私のススメもあってか、帰宅後、戦争に関する本の読書感想文を書き始めた。
とても順調に感想文を書いていたのだが、8割ほど書き進めたところで、急に手が止まってしまった。
残りは総括というか、シメの文章を書くようなところだったのだけれど、次男いわく
「何だか書くことが思い浮かばない」
のだと。。。
私が
「この前の平和祈念展示資料館に行って、次男が改めて戦争について感じたこととかを書いたらいいんじゃない?」
などと助言したら、かえって次男の気に障ったようで
「は!?そんなのおかしいよ!」
だんだん次男はイライラしてきて、ついには
「本当は自分は読書感想文なんて書きたくなかった」
「ママが読書感想文にしたら?って言ったから、書いてやったんだ。オレが読書感想文を選んだわけじゃない。」
「うまく書けないのはママのせいだ」
などと他責発言を始めた。
私は
「そんな考えだったら、読書感想文は書くのをやめればいい。もう読書感想文は中止ね」
といい、中止させた。
夫は
「え!?途中までうまく書けてたんでしょ!?勿体ないね。」
と言っていたが、
私は
「自分は読書感想文を書きたいとは思ってなかった。全部ママのせいだ、って他責にするんじゃ、コレは無しだよ。こういう考え方は今から正さないと、将来まで続くからね。
やれ「中学受験はママがやらせたからだ」、もし不合格なら「ママが受験させたからだ」、社会人になっても「この仕事はやりたくなかった、ママが勧めたからだ」とか、はたまた結婚して上手くいかなかったら、「自分は本当は結婚したくなかった。ママを安心させるために結婚したんだ。」とか、他責にする人になっちゃうよ」
と言った。
夫も
「それはそうだね。確かに今から正さないといけないかもね」
と言い、次男に読書感想文を一旦中止させた。
やれやれ、、、なかなか波乱万丈な夏休みの宿題だが、、、。
でも、自分の責任下においてやるという事を意識させる、ちょうど良い機会だ。
次男の精神的な成長を促せたら良いと思う。
さて、今日はそんな親子バトルの後、息子達が借りていた図書館の本の返却期限日である事に気が付き、夜に私は歩いて図書館のポストに本を返しに行った。
ふと夜空を見上げると、月の周りに虹がかかっていた。

調べたところによると、これは月暈(つきがさ)か、または月光冠虹という現象のどちらかのようだ。
そうだ、今日は終戦記念日で、お盆の送り火の日だ。
(わが家&私の実家(一都三県の一つ)では15日の晩が送り火です。)
もしかしたら、亡くなった人々の魂が空に帰って行くところで、月の周りが虹色に輝いていたのかな、、、などと、ふと思った。
今日は息子達の夏季水泳教室があり、正午に終戦の黙祷が出来なかったので、夜に家族みんなで戦争で亡くなった方々へ黙祷を捧げ、併せて、今後の平和をお祈りした。