ひさびさ投稿です。
ブログネタには困っていなかったはずなのですが、単に時間の問題とかでブログ投稿の方はすこし手が止まってしまっていまいした。ブログは義務感でやると挫折するので
、長く続けるためにももうこれは仕方ないかなぁと思っています![]()
ひさびさにブログ投稿するモチベーションが上がった本ができたので紹介します!
今日紹介する本は
「僕の非常識な授業が生徒から愛されるたったひとつの理由 著:齋藤一史」です。
この本は一言で説明するならコーチングの入門書です。
全般的に著者の齋藤さんの教育に対する姿勢や過去の経験談が多く語られており齋藤さんの目指すものの大きさと本気さにとても勇気づけられる内容です。
「みんなが幸せになればいい!」というオーラ
が伝わってきます。
今日は僕が初めてコーチング理論についての本を読んだこともあってコーチング入門の部分ついて絞って紹介したいです。
この本の中心となるコーチング入門の部分はわずか35ページ、少ない分だけエッセンスがぎゅっと詰まっている感じです。コーチングについて何も知らない僕がこんなことを言っても説得力がないので、もう少し一般化して説明してみようと思います。
この本の「おわりに」でも書いてありましたが、コーチング理論というのは全部勉強していたらそれこそ実践する前に人生が終わってしまうほど膨大な内容だそうです。
それをわずか35ページにエッセンスを凝縮しているのですから、背景や経緯などは省かざるえない点は多々あると思います。
それでもやはり「大事なところで誤解を招かないようにする配慮」があるかないかは僕が本を読んでいて気になる点です。
その点でこの本が素晴らしいと思ったのは以下です。
~コーチングのゴール設定の説明より~
コーチングにはゴール設定というものがあります。
ゴール設定は自分ですることが大切で、一般的に先ずは「have to(~しなければならない)をやめてwant to(~したい)を考えましょう・・・」というようなことが言われています。
この補足として、これが危険になる場合もあると説明しています。
好き嫌いは情動で決まります。そして情動は過去の記憶でできたものです。
好き嫌いでhave to, want to を決めることは過去の記憶に縛られることでもあります。ゴール設定からwant toが出てくることはあっても、want toからゴールを考えることは危険であるということです。
(中略)
ゴール設定には知識が必要です。そして知識のほとんどは他者から与えられるものです。これを自分で決めたゴールと言ってしまっていいのでしょうか・・・
(中略)
have to をやめてwant toをやりなさいということを表面的にとらえてしまう危険はここにあります。
一見すると堂々巡りのようにも見えてしまいますが、この一節の説明がゴール設定の奥深さとコーチングにおけるコーチの必要性を端的かつ深淵に説明してくれているように見えて僕は好きです![]()
要約のわかり易さを損なわずに、大切なことを補足するような記述がある本は、やはり好きになれます。
コーチングという言葉に出会ったのは本当に最近のことで、分かったようなことを言ってしまうのは恐縮なのですが、コーチングと自己啓発との違いをこの本でなんとなく理解できた気がしています。
自己啓発系の本の内容がどれも同じで飽き飽きしている人に特にオススメの一冊です!
