大好きな芝居に触れて、常に新しい発見があり、日々成長できる。毎日が充実している。

この時間は何よりかけがえのないもので、何にも代え難い。

普段はその大切さにあまり気付かずにただ楽しんでいるけれど、ふと考えるとこれほど幸せに満ちた時間はないだろう。

今こうして過ごせていることに感謝。

それと同時にこうして舞台の上に生きることにどんな意味があるのかを考える。

自分にとっての幸せと人の幸せは違うだろうから。

けれど、きっと同じ時間を過ごすことで得られるものがあると信じている。

それが何かはわからないけれど、それぞれにとって意味のあるものだと信じている。

もしもほんの少しでもそうしたものが生まれるのならば、演劇というものの存在意義はあるのだと思う。

自分のためであり、自分だけのためではない。

またきっと何も考えずに没頭してしまうのだろうけれど、根底にそれがあることは忘れずに、これからもそんな時間を過ごしていきたい。

そこに在るものに最大限の感謝。

その感謝を忘れずにいよう。

何の上にその時間があるのかを忘れずにいよう。

そして精一杯生きよう。