赤星山頂上で1時間近く休んで・・・
というより、ぼぉ~としておりましたが豊受山へ向けて出発です
前回の鉄塔登山口から赤星山へからの続きになります
時刻は11時5分、快晴で暑いほどです
昨年も歩きましたがこの縦走コースは地形図には載っていませんがしっかりした登山道で近年標識も整備されました
赤星山の山頂から少し東に尾根上に南へ向けて大きな石が張り出して展望の良い場所があるのでまずはそこに寄ってみる事にします
残念ながら目的の場所は、お昼時で高知から来ちゅうと思われるグループに占拠されておりましたので帰りに寄る事にしました
ちゅうちゅうと賑やかだったぜよ(^_^;)
赤星山の山頂近くにアケボノツツジが沢山咲いておりました
アケボノツツジ
可憐で、ふわふわしてる感じ
アケボノツツジとミツバツツジ
アケボノツツジの方が花は丸く大きいし、木の丈も高い
豊受山まであと2.2km
ミツバツツジと豊受山
今がちょうど豊受山の高さぐらいかな
あと1.7km
コルへ降りたり、ピークを巻いたりしながら進みます
あと1.2km
実際に歩くとアップダウンの繰り返しにうんざりしそう
あと0.7km
野田登山口との分岐
ここが赤星から豊受山への縦走路の最低コルになります
あと0.5km
コルから200mほど登ると展望が開けます(標高1210m)
このあと大きく次のコルへ下り、豊受山への崖の様(70m)な急登が待ってます
振り返ると歩いて来た2.2kmの稜線
中央の三角形の一番高い点が赤星山山頂
豊受山まで行きつくと、またこの道を帰らねばならない
しかも、今度は上りである
これから向かう豊受山、山頂(三角点)は左へ痩せ尾根を進んだ所にあります
南の大座礼山(おおざれやま)から東へと続く山なみ
先に三角点に向かいます
アケボノツツジがこの辺りにも咲いています
山頂への分岐から赤星山を振り返る
豊受山山頂 1247m
三角点は三等で鳥子山
三角点の値は、三角点の置かれた位置の値であって、その山の山頂とは限らないらしいですが、私は前からここが本当に山頂なのかと疑念を持ってます(立派な標識が設置されてはいますが・・・)
ここに至る手前の痩せ尾根の方が高い様な気がします
ひょっとしたらそこより、三度ヶ崖の手前辺りの方がもっと高い様な気もします
記憶違いかもしれませんが25年ほど前には豊受神社の裏辺りに山頂の表示があったような気がするのですが・・・
思い込みかなぁ~
山頂を後に三度ヶ崖に向かいます
豊受山山頂付近はまだ昼時だったので30人以上は居たかと思います
このあと20人ほどの女性のグループが鋸山方面へと下って行きました
再び分岐から赤星方面
赤星山と反対の東へと尾根を進みます
三度ヶ崖から赤星山方面(西)
あの赤星の頂きを通って帰るのね
通常のルートなら今の時間では日が暮れてしましますが、今日は鉄塔登山口から来ているので、ゆっくり歩いても15時30分には車まで戻れるだろうと思ってます
三度ヶ崖から鋸山方面(東)
南側は身もすくむ絶壁です
戦国時代(室町時代末期)に落人となった美しい姫と二人の従者がこの岩場に藤の蔓で吊るした籠に隠れ住み、追っ手に発見されて果てるという悲話が伝えられています(伊予三島市史 上巻)
駐車地点からここまで
距離 5.86km
所要時間 3時間37分
尾根のすぐ下にある豊受神社に寄って参拝していきましょう
尾根の北側10メートルほど下に豊受神社の屋根が見えてます
風穴(ふうけつ)神社
風神科津比古(しなつひこ)と科津比女(しなつめ)の男女二神が祀られており、この穴の長さは65メートルにおよぶという
由来は翠波峰と水波権現にて
川之江郷土物語 森実善四郎著
左が遷宮前の本殿で右が2014年に新しく遷宮された本殿
白鳳元年(676) に天武天皇が伊予に下り津根長津宮において御即位の時に、天照大神を村山神社に、豊受大神を豊岡山(現在の豊受山)に奉斎したと伝えられています
桓武天皇の頃までは石の社であったそうですが、806~909年の間に今の様な社に建て替えられてその後は20年毎に新たな社殿を建て替え続けて来ております
一番最近では2014年に伊勢神宮にならって20年に一度の式年遷宮が行われ、9月13日に完成を祝う遷宮式典が行われ御神体が新しい本殿に遷されました
記憶では八畳岩と言うのが在ったはずなのですが、何処だったろうと思って辺りをウロウロしてみましたが、わかりませんでした
ひょっとしたら、三度ヶ崖の事だったのだろうか
豊受の山には遠い神代の昔から、豊受姫命がお住まいになられ、宇摩地方の人々から穀物の神様として敬われ、また翠波峰には水波能女命がお住まいになられ、水の神様として人々から信仰されていました
里の人たちは夏と秋に豊受山に登り、盛大にお祭り(おといこさん)をしておりましたが、翠波の水波能女命のところには日照りの時に雨乞い祭りをする他には参拝する人が少なかった
翠波の神様は「この私が水を授けているからこそ作物が良く出来るので私の方が力があるのに」と豊受山の風穴の神様に話をしたそうな
風の神様はそのことを豊受の姫神に伝えて、これを聞いた姫神は、「寒川から西には沢山の谷川が流れており、水波の神の世話になる事など無い」とご立腹になり、二人の仲は悪くなったそうな
豊受山と翠波峰の中間に鷹取山と呼ぶ山があって、鷹取彦命という美男の神様がいて、二人の女神の対立を心配して中に入って仲裁し二人は和解して、それからは鷹取の男神を中心にして里の人々を幸せにすることを話し合っているという事です
伊予三島市史 上巻
ハッ・・・ハァレムやないか∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
鷹取山については調べましたが判りませんでした
伊予三島市史 上巻
伊予三島市史 下巻
手水鉢から続く参道
赤星山から続く尾根道は三度ヶ崖で行き止まりになります
是より東へはこの豊受神社へ降りてこの道を東へと向かいます
標識などは有りませんので初めての方は戸惑うかも知れませんね
再び豊受山山頂への分岐です
ここまで 6.22km
所要時間 3時間53分
これから赤星山へ再び縦走開始です
ミツバツツジ
さすがに急な登りには足が攣りそうになってきた
往路では寄る事が出来なかった大岩
もうみんな高知へ帰っちゅうぜよ
この岩からのアケボノツツジの眺めが見事です 赤星山頂方面
豊受山方面
赤星山頂まであと少しです
赤星山二等三角点まで戻りました
豊受山山頂への分岐から2.67km、所要時間は1時間20分
もう、この時間誰もいないかと思ったけど1組(2人)だけが休んでました
おそらくこの人たちも中尾から登って来てるのだろうと思う
1時間と少しで、車まで降りられるので、少し休憩
下界の眺めに別れを告げてそろそろ下山しよう
山頂から300mですね
落葉松(からまつ)ですかね
別子山でも見ましたね~
落葉したらどんなふうになるんだろうか、冬にも見てみたいけど冬はここまで来るのは私には無理かもね
四国では珍しい気がする
登山道入口まで降りてきました
出発地点のデポした車に到着です
本日の歩行距離は11.58km、6時間29分でした
中尾の集落は数軒しか無いですがきれいに整備されていてのどかな場所ですね
楽なルートの登山コースを選んだこともあって最初は散策気分でしたが、豊受山への縦走を加えた為にかなり疲れた山歩きになりました
とくに折返しが気持ち的にもきつかったです
もっと性根を入れねば
赤星山山頂付近と豊受山のアケボノツツジも見事に咲いており、カタクリの花と合わせて楽しめました
あと残るのはシャクナゲですね
かりもの写真
以上、4月29日のウォーキングでした
長くなりましたが最後まで見て頂きまして有難うございました
では、また
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