このところ「スッポ抜け」というワードが頭から離れない日々を過ごしている藤岡です。

 

今回のブログも素人目線である意味「釣針屋のボヤキ」になっております。

 

ベテランの方は読み飛ばしてください。

 

・どうしても納得できない素人藤岡←コイツ

 プロト針に対して、やや怒り気味でラインしてくる方もいます。


「この針は、スッポ抜けると思っていたが、やっぱりスッポ抜ける」と・・だけ・・・

 

この結果に対して納得できない訳ではありません。これは事実(fact)ですから・・

 

納得できないのは総じてスッポ抜けると「表現」される事です。

 

・「スッポ抜ける」の定義は?

ピストン式の竹製水鉄砲を子供の頃につくりました。

突き棒を手前に抜くと「スッポン~」とイイ音がしてクセになります。

 

藤岡←コイツが勝手に「スッポ抜け」を定義するなら

 

「口の中に針が付いた餌が入ったのか?」がその分かれ目だと思います。

 

①餌と針が口の中に入った場合(くわえた場合も?)・・・スッポ抜け〇

②餌と針が口の中に入らなかった場合・・・・掛からなかった〇

 

なぜこのように定義してみようと思ったのか?

 

それは

頂いたレポートの中でしっかりと「スッポ抜け」と「掛からなかった」を使い分けていると感じる方がおられるからです。意識してか?無意識にか?は分かりません。

いつも建設的でまとまったレポートです。時に自分自身に原因の矢印を向けられる勇気も感じる事が出来る文章なのでご自身の中でも課題を切り分け考えようとされている事が伝わってきます。

 

・石鯛釣りの「常識」は「非常識」である事を忘れてませんか?

石鯛釣りでは常識!でも他の釣りから見ると「エッっ~と」思う事は多々あります。

「ハリスワイヤー上にある餌」「固定結び」なんかがその代表例ではないでしょうか?

チモトに関して「エサ落ちの良さ」を求めるのも特殊です。

 

・石鯛釣りは確率

石鯛針には餌の名前がついている事が多いですがそれだけ「餌」と「針」の位置関係

が重要である事を証明しています。

餌ストッパーも餌と針の関係を良い条件下におきたい場合に使う訳です。

 

前にもブログで書きましたが

この魚には絶対に針が立たない「歯」があり、「掛からない確率が高くなる状態」があります。

 

この事の説明は省略しても「大丈夫だと思います」と書きながら・・・・

 

本心では・・・・忘れてる釣人が多いと思っている藤岡←コイツです。

 

 

・前おきにずいぶん文字数を使いましたが

その上で「カンヌキに掛ける率が高い釣人」「その逆の結果の釣人」で何が違うのか?を考えてみます。

 

 

長くなるので次回に続きます。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

夢の魚に出会うために

「太く強い筋肉をまとい、確実に捕る」か?

「贅肉を削ぎ落とし、チャンスを増やす」か?

 

今回の

プロトⅢ 20号は「後者」か?。線径2.14mmでの大型への挑戦です。

色々な選択肢があるほうが楽しいのは事実(fact)では?

 

さて2021/1/5には良型のご連絡もいただきました。

・プロトⅢ 20号 S形状 

・餌はカニの数珠(4個)

・72cm

・重量?

 

 写真もいただきました。

写真では少し分かりにくいですがカンヌキをに掛かったようです。

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プロトⅢ20号テスト釣果

 

この釣果の前日には20cmの魚もカンヌキに掛かったとLINEで情報をいただきました。

 

試作ですのでこの様に良いニュースばかりとは限りません!

 

 

ここまでご連絡いただいた結果のまとめ

・スッポ抜け情報・・・5(サザエ)

・カンヌキ・・・7 (サザエ、ヤドカリ、カニ)

・上唇皮・・・1(サザエ)

・下唇皮・・・1(イセエビ)

 

ある傾向が出てきました

まだまだ少ないデータ数です。大きな針はそもそも使う釣人も少なく、プロトⅢ20号のみの結果はある程度の時間はかかりそうです。

 

2020年春から継続的にプロトⅠ~プロトⅡでも一般の釣人に試していただき、年末からはプロトⅢ20号をお願いしています。

 

ですので初期段階から継続的(プロトⅠ~Ⅲ)に使っていただいている釣人もおられます。継続してこのような活動をしていますとある傾向が出てきたと確信しています。

 

  めちゃめちゃ怒られそうですが・・・( 遠投、足元にかかわらず )

 

  

「カンヌキに掛ける率が高い人がいる事」です。

 

残念ながらその裏返しは

「カンヌキ以外に掛かる人、スッポ抜けする確率が高い人がいる事」です・・・

 

 

「条件が違うだろ~!!」とめちゃくちゃ怒られそうですがこの場合は

「同じ試作の針(前提)を使って結果だけ見ると」そのような統計(傾向)です。

 

 

 

 

次回ブログに続きます。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

ご希望の方にお配りしたプロトⅢです。

 

今回の意図は「針先側を高く作り、餌を出来るだけ軸側に寄せたい!」です。

 

正確に言えば

 

「残り餌が軸に寄りそうな形状にすれば何か起こるのか?」です。

 

 

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プロトⅢ

仕上がった段階では

残り餌はどんな動きをするのか?どの様に掛かるのか?まったく予想がつきませんでしたが極端な形状をとる事によって大きな違いがでるのでは?と思っていました。

 

4種類の形状の違い

形状M-Kのみ線径は2.0mmです。大きさに対して材料が細いので強い平打加工をしました。結果画像で比較しても太く見えます。平打加工を強くすると断面はより縦長の楕円になるので残り餌を「切り裂く」能力は少し上がるかも?しれません。

 

1番初めに作ったのは形状Aです。基本的な「ラウンド形状+微前上がり」です。その次は同じ形状で細い形状M-Kです。

 

もう少し極端な形状でないと違いが出ないと感じたのでさらに前上がりにした形状Sと形状S-Kを作った流れです。

 

尖頭(針先の角度は?)

S形状は細くやや鋭角に、その他3種は太く強く仕上げています。

 

しつこいようですが・・・

 

継続してお伝えしている事は

「カンヌキを抜くのに極端な鋭角の針先は必要ではない」という事実です。

 

この件に関しては先に結果を言いますとまったく問題なくカンヌキを抜いています。

 

これは単純に「問題なく刺さり込み貫通させる能力がある」ととらえてください。

 

針先が滑りカンヌキに針先が滑り込むなど「良い副作用」の有るor無しは事実としてはお伝え出来ません。

 

僕の考えでは不必要に針先が立つのは避けたいとの思いはあります。

 

この件に関して面白い(興味深い)意見もお聞きしました。

それは逆の発想で「鋭角な針先が口の中で立つと嫌がって魚が走り出す」との見方!これもあるかもしれないと思い、頭においております。

 

カンヌキは狙わない?

実際の現場では100%カンヌキにとはいかないのが現実だよと教えていただきます。どちらかと言えば遠投の方が多いように思います。

 

皆さんの話を統計していくと

・小型の石鯛、イシガキはスレ掛かりしてしまう場合も多いようです

・餌取りの状況などで複数の餌をつける必要がある時など

・硬く大きめの餌をつける場合

 

そこで針先を細く仕上げてあらゆる場面を想定して作ったのがS形状になります。

 

 

初期段階での針先のベクトル設定

針先のベクトル(針先のカーブが描く仮想の延長線)は穴のあたり~軸端に向けるように作っています。僕がオリジナルフックを手掛ける時は開発初期段階では必ず針先のベクトルはこの向きになる様に設定します。

 

何度か書いたかもしれませんが魚体の外側から引っ掛ける針は基本このベクトルをもった針が多いのがその理由になります。

 

 

序盤の結果

 すでに年末までに5名の方には釣果のご報告をいただきました。結果は

・スッポ抜け情報・・・5

・カンヌキ貫通・・・5

・下唇の皮・・・1

・上唇の皮・・・1

などなど当然ですが多様な掛かりやスッポ抜けでしばらく苦戦が続きそうです。

 

今回はプロトⅢの作り手側の思いについて書いてみました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

次回はプロトⅢの「隠れテーマ」と序盤の結果まとめなどを書いてまいります。