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91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 昨日は、一昨日、訪看さんに点滴をしてもらったので、母は朝から元気だった。すんなり目覚めて、朝ごはんもゼリーやスープなど全部で200cc位食べられた。このまま、少しずつ食欲が戻って体力が付くといいなと思った。着替えさせてデイサービスに送り出す。デイサービスでは、久しぶりに朝食をたくさん食べたせいか便失禁したみたいで、昼もゼリーを半分しか食べなかったみたいだ。やっぱり食べ物を消化出来なくなってきてるのかな?夜も、ポカリを少しだけ飲んで寝た。

 

 今日、明日は、ショートをキャンセルしたので母は家で過ごしているが、このところ急激に寝たきり老人感が強くなってきた。

 少し前までは、ろくに歩けないくせに、"トイレ、トイレ"とうるさくて、日に6、7回は、トイレに連れて行っていた。夜中もセンサーで起こされて、お布団から抱えて立たせて引きずるようにしてトイレに連れて行くのが辛かった。

 けど今はトイレと言わなくなった。オムツに排泄するようになったので、夜中に起こされない。1日に何度も抱え起こさなくていいので、腰痛がやわらいだ。部屋の中を這い回らなくなったので夜中に何度もお布団に戻したりしなくても良くなった。私は、朝まで寝られるようになった。

 

 ここ数日、母の動きが少なくなったので、介護がとても楽になった。母が弱って行く姿を見るのは辛いけど、それとは逆に体は楽になった。


 自分の親がだんだん弱って行く姿を見たくないから施設に入れる家族も多いのかもしれない。

下の世話が無理だから施設にお願いする場合もあるだろう。体力的に精神的に疲れて、自宅介護を断念する場合もあるだろう。


 私は、自宅介護が一番いいとは思わない。

介護者も要介護者も、心穏やかに相手を思いやって過ごせれば自宅でも施設でも構わないと思う。

誰かの犠牲の上の自宅介護であれば、それは違うと思う。親には親の人生。子供には子供の人生がある。


 私は、自分の子供には自分と同じ思いはさせたくないので、自分でトイレに行けなくなったら施設に入ろうと思っている。