91歳認知症母の介護日記 -12ページ目

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 今朝、9時にショートステイのお迎えが来た。せん妄で前回、5時間で早引きさせられたので、ほぼ1ヶ月ぶりの待ちに待ったショートステイ。

私は、朝からウキウキしていた。

母にコートを着せ、玄関のベンチに座らせ、後はお迎えを待つばかり。


 時間通りに、ショートのスタッフさんは来られたのだが、手に何か持っている。

「コロナがまた流行し始めたので、念の為、抗原検査をしてもらいます。」と、おっしゃった。

鼻に綿棒を突っ込んで検査する。

母は、大暴れ。

何とか鼻水が取れて検査すると、何と何と出ました。くっきり、CとTのところに線が2本。

「コロナ陽性です。」だって〜!

「え〜っ、嘘でしょ?熱も風邪症状もないし、周りに誰もコロナの人の話聞きませんけど〜!」

と言うものの、

「無症状と言うこともありますし、今回は、残念ですがショートは中止になります。病院でちゃんとしたPCR検査をして下さい。」

と、言い残して、母も残して、ショートのスタッフさんは帰って行った。


あ〜天国からの地獄。


 私は、まず訪看さんに電話した。訪看さんは、発熱外来をしている病院を紹介されてPCR検査をするように言われた。病院に電話すると、今日は12時半までだから、12時までに来てください。と言われた。


 私もダンナも濃厚接触者やん。

3人でPCR検査を受けに行こう。 

もし陽性出たら大変やん。

訪看さんやデイサービス、ダンナやダンナの職場など色々な人に迷惑をかける事になる。

 とりあえず、間違いかもしれないので、検査を先に受けてからの話だと思っていたら、電話が鳴った。デイサービスのケアマネさんだった。

ショートステイから連絡が行ったみたいだ。

私は、「抗原検査で陽性が出たので、PCR検査に連れて行って、結果が出たらまた連絡します。」と言った。

 

 するとまたすぐ電話が鳴った。先程のショートのスタッフさんからだ。

「検査キットの不具合で、もしかしたら間違いだったかもしれないので、もう一度検査をやり直してもいいですか?」と言われた。

もちろん、いいですとも。どうか間違いであって欲しい。じゃないと、周りにすごく迷惑かけることになるし、またしばらく、家から出られなくなる。


 訪看さんに、すぐ電話すると、もう病院で簡易検査を受けに来られているところだった。

もしかしたら、検査の結果が間違いかもしれないと言う話をすると、間違いだったらいいね。とおっしゃった。

 

 ショートのスタッフさんが、10分くらいして来られて再度検査された。

また母は、大暴れ。

抗原検査キットの線はCのところに1本だけしか出なかった。

「すみません。先ほどの結果は間違いでした。」

と、おっしゃられ、母を車椅子に乗せてショートに連れて行ってくれた。


あ〜、地獄からの天国


 私の今日の気分は、上がったり下がったりまた上がったり、ジェットコースターのように激しく乱高下した。


 訪看さんに、電話。

訪看さんは、「良かったね〜。私も今、陰性が出たところ。心配したね。ショートに行けたなら少しゆっくり休めるね。」と、おっしゃった。

「心配かけて、いろいろご迷惑かけてすみませんでした。」と、謝った。

私は、悪くないけど…。

それからケアマネにも電話して、間違いだったと伝えると、ホントにホッとされたみたいで、

「ホントコロナじゃなくて良かったです。」

と、おっしゃった。もし、コロナだったら、数日間、デイサービス営業中止になるところだっただろう。


あ〜、やれやれ。

ホント朝から疲れたよ。