皮下点滴 | 91歳認知症母の介護日記

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 1週間くらい前から、母が入れ歯を吐き出すようになった。入れようとしても、オエッ!となって入れられない。デイサービスのスタッフさんも、何度も挑戦してくださったがやっぱり無理だった。入れ歯がないと、上手に食べ物を飲み込めない。ミキサー食だけど、吐き出すようになった。

食べたくない時は、口も開けない。

エンシュア、プリン、ヨーグルト、バナナ、柿のペーストなどは少量食べるが、以前のようには食べられなくなった。

 手足が冷たく、おしっこもあまり出ない。一昨日の夜は、手足の先が紫になって、カイロで温めるがなかなか暖かくならない。明らかに栄養失調状態だ。

 翌朝、訪看さんに電話して相談した。デイサービスは、歩ける状態ではないのでお休みした。

訪看さんは、主治医と相談して午後から点滴する事になった。1時半ごろ訪看さんが来られた。

先週の金曜日からうん様が出てない事を言うと、摘便して下さった。相変わらず母は口だけは元気だ。近所に聞こえるんじゃないかと思うくらい大きな声で、「助けて〜!」と叫んでいる。前回は「殺される〜!」と叫んでいた。

 が、終わるとスッキリしたのか穏やかな顔になり、うとうと寝始めた。訪看さんが点滴の針を母の腕に刺すが、血管が細くもろくて、すぐ漏れてしまう。3回刺して3回漏れて、結局、お臍の下あたりに針を刺す皮下点滴になった。

 私は、点滴を外さないように見張り番。訪看さんは、少なくなったら電話してくださいとおっしゃって一度帰られた。

 母は、珍しくすやすや寝ている。やっと点滴が終わり、訪看さんが針を抜きに来て下さった。

母は、頬がピンクになり、手足が温かくなっていた。先程は測れなかったSPO2と血圧も測れた。訪看さんは、「また明日も、点滴しますね。これで食欲が戻るといいですね。」と、おっしゃって帰られた。

 ありがたや、ありがたや〜!

こんな寝たきり婆さんを、病院に連れて行くとか絶対無理だ。看護師さんが家に来て点滴してくれるとか、本当に助かる。


さてさて、母は、今回も復活できるのか?

寝たきり老人になっちゃうのか?

あの世に行っちゃうのか?

神のみぞ知る!


どうか、母がまた元気になりますように!

と、お仏壇のお父さんにお願いしてみた。