ギリギリセーフ | 91歳認知症母の介護日記

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

  今朝4時頃、人感センサーチャイムが鳴ったので携帯で母の様子を確認した。母は、ベッドから降り柵につかまり、パジャマのズボンを一生懸命下ろそうとしている。

 ヤバイ!またトイレを間違えてる。私は階段を駆け降りる。「お母さん、ここはトイレじゃないよ。」とおろしかけたズボンを上げて、トイレに連れて行く。ズボンを下ろすか下ろさないかのタイミングで、ジャ〜〜〜!おしっこ溜まってたみたい。ギリギリセーフ!良かった。間に合った。

ベッドの上でおしっこされた日にゃ、あとの処理が大変だ。スマートホームカメラ様様だ。

 昨日の夜中も、何度か人感センサーが鳴って、スマホでカメラの画像を確認したのだが、手足をあげただけなのか、トイレなのかが分かるので、無駄に3階から階段を駆け降りなくていいので助かる。

 私は、母がご飯を食べなくなった去年の12月ごろから、ずっと隣のリビングのソファーで寝ていた。まともに歩けない母を夜中にトイレに連れて行く為だ。しかし、2ヶ月後にギックリ腰みたいになって、普段の家事をするのにも支障をきたすようになった。そこで人感センサーを付けて、自分のベッドで寝るようにしたら腰の調子は良くなった。

 介護は、いつまで続くのか分からない。無理は禁物だ。介護者が24時間気を張り詰めていたら精神的に肉体的に疲れてしまう。介護サービスを利用したり、文明の利器を利用して、頑張らない介護を頑張ろうと思う。

 昔、松本ちえこの、「恋人試験」という歌があった。その中の歌詞をふと思い出した。

  0点なんかじゃ許さない

  100点とるひと大嫌い

  知っているのにワザとまちがえる

  65点のひとが好き 好き 好き

こんな昭和の歌、誰も知らんやろうけど…