ネタバレ有りの、


2話(1) からの続きでーす♪




主人公は中西ひなさん☆



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


くじ引きの結果は…って、そりゃもちろん瑞貴だよね。

瑞貴ルートですから(笑)



私は、瑞貴の前に乗ることになった。


ひな「先頭か…。なんか緊張するなぁ」


…じゃ、前にそらさんに来てもらおうか(〃∇〃)

思いっきり抱きついちゃう!


瑞貴「大丈夫だよ。何かあったら、僕が後ろでしっかり支えるから」


昴「結局、瑞貴が美味しいところを持って行くのか」


海司「ちゃっかりしてるよなぁ、アイツ」


瑞貴「ヤダなぁ。くじ引きは公正に行われたんですよ?僕は何もしていませんから」


瑞貴なら何もしなくても当たりくじ引くだろうけどね( ̄ー ̄)ダッテミズキダモン・・・


そら「あーあ。オレは班長の後ろかぁ。はーんちょっ」


桂木「!!!」


桂木「わ…脇腹に触るのはやめないか!」


そら「ええっ?じゃあ、どこに捕まればいいんですか」


桂木「ボートには捕まるところがあるから、そこを掴めばいいだろう」


ひな「え?そうなんですか?」


残念だったね、そらさん(笑)


海司「なんだ。前のヤツに捕まるわけじゃないんっすね」


…それ、絶対落ちるじゃんか(笑)


ひな「そっか…」


(じゃあ、瑞貴が支えてくれるわけじゃないんだ…)


瑞貴「ひな、もしかして今、『ちょっと残念』とか思ってる?」


ひな「あ?お、思ってないよ!」


思ってる思ってる(*≧艸≦)


瑞貴「ふふっ。大丈夫。なにかあったら、僕がひなを支えるから」


憲太「あのぉ…僕だけ白紙なんですが」


瑞貴「そうなの?じゃあ、憲太は留守番ね」


憲太「えええっ?」


そら「あ、そっか。これ、6人乗りだ」


憲太「そんなぁ…」


ひな「真壁さん、あとで一緒に乗りましょう」


憲太「は…はいっ。では、今回は僕が荷物番をします!」


そら「敬礼してるよ…」


昴「どんどん忠犬化してくるな、アイツ」


忠犬って…( ̄_ ̄ i)


桂木「では、行くぞ」


立場的に、こういうときは班長が替わってあげるんじゃないの?(笑)

乗りたいんだね、班長(*≧艸≦)


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


ライフジャケットを装着して、私たちはバナナボートに乗り込んだ。


ひな「大丈夫かな…」


瑞貴「心配いらないよ。海に投げ出されても、ちゃんと僕が助けるから」


ひな「あ、動き出した!」


最初はゆるやかに走り出した牽引船が、徐々にスピードをあげていく。


ひな「きゃっ」


瑞貴「大丈夫。ひなはボートにしがみついていて」


そら「はーんちょー、そら、こわーいっ」


このセリフ書きたくてレポしたといっても過言ではない(笑)
いやーんっヾ(〃∇〃)ノそらさんの満面の笑み!


班長と2人の半裸の立ち絵とか…

色白で細っこいそらさんと、浅黒くて傷だらけの逞しい班長…

お似合いにしか見えない・・・(爆)

ボルさん、絶対狙ってるでしょ(笑)


桂木「しがみつくならボートにしがみつけ!」


海司「すっげー水しぶき!」


昴「もっとスピードが出てもいいな」


海司「ちょ…、昴さん、これくらいで充分…」


と、そのとたん。


そら「うわあああっ」


桂木「突然、スピードがあがったな」


海司「す、昴さんがぶっそうなこと言うからっ!」


昴「フン。これくらいじゃないと面白みに欠けるだろ」


海司「な…なに余裕ぶっこいてんですかっ。

さっきから、どんどんスピードがあがって…」


ひな「瑞貴…、瑞貴、どうしようっ!」


瑞貴「大丈夫。しっかり、つかまってて……」


ぎゅんっといきなりボートがカーブした!


全員「「「うわああああっ」」」


(あ!手が…)


瑞貴「ひなっ!」


私は、ボートから海に放り出された。


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚




瑞貴「ひな!?ひな、大丈夫?」


ひな「瑞貴…」


ひな「瑞貴も落ちたの?」


瑞貴「うん。どこまでも一緒だね、僕たち」


可愛い笑顔の瑞貴です。嬉しそうなんですけど♪


そら「嘘つくな。お前、今、自分から飛び込んだだろ」


そらさんにはお見通しさっ(笑)


海司「うぇ…。なんか、さっきの急カーブで吐きそう…」


昴「吐くなよ。吐いたら、ここから突き落とすぞ」


昴さんの後ろが海司…ですかね(笑)


桂木「大丈夫ですか、ひなさん」


そら「班長に捕まりなよ」


昴「瑞貴、ひなの腰を支えてやれ」


瑞貴「はい」


そら「せーのっ」


瑞貴に支えられて何とかボートに乗る。


桂木「大丈夫でしたか、中西さん?」


ひな「はい」


瑞貴「怪我してない?」


ひな「ん…」


瑞貴「ホントに?」


じーっと、瑞貴が顔を覗き込んでくる。


うわ((〃Д〃*)))


ひな「ごめん、瑞貴…あんまりじっと見ないで」


瑞貴「どうして?」


ひな「だって…今、メイクとか、絶対落ちちゃってるし…」


瑞貴「ふふっ。大丈夫だよ。今のひな、水浴びしたあとのジョンみたいで可愛いよ」


昴「ジョンって誰だ?」


海司「さぁ?瑞貴が飼ってる犬か猫かハムスターじゃないっすか?」


そら「ときどき分かんねーよなぁ、瑞貴の誉め言葉って」


うん。いつも分かんない(^_^;)

ウエディングドレスの試着でも褒めてもらったけど、

さっぱりわからんかった。

そらさんみたいに、「かーわいい」って言ってくれるのが一番よ♪


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


バナナボートから降りて、

忠犬憲太くんのところへ戻ります。



憲太「皆さん、お帰りなさい。どうでしたか?


そら「超楽しかった~」


ねーっ(*^ー^*)


海司「もっとスリルがあっても良かったっすね」


昴「お前…途中で何度も吐きそうになっていただろうが」


石神「…どうかされましたか、ひなさん。ずいぶん、ずぶ濡れのようですが…」


ひな「海に落ちちゃったんです」


憲太「ええっ?大丈夫ですか?」


ひな「はい」


瑞貴「ひな、何か食べる?アイスでも買ってこようか」


ひな「ありがとう」


瑞貴「じゃあ、行ってくるね。ひなは、そこで休んでて」


やーさしーいっ(*≧艸≦)


そら「さて…これからどうする?」


海司「そりゃ、がっつり泳ぐに決まってるじゃないですか。なぁ、ひな」


え…さっきの食い放題といい、

女の子扱いはしてくれないわけね、海司くんは…(-"-)


桂木「海司。ひなさんは、さっき海に放り出されたばかりで…」


海司「大丈夫ですよ。コイツ、昔溺れそうになったとき、

人の水着引っ張って道連れにしようとしたずぶといヤツなんですから」


…ソレ、関係なくない?( ̄_ ̄ i)


ひな「えっ。だって、あれは海司が悪いんじゃない!海司が…」


選択肢


A:ゴーグルを横取りしたから B:先に水着を引っ張ったから 

C:抱きついてきたから


ふふふふふ。そりゃあ、これが一番面白そう(*≧艸≦)


ひな「海司が、抱きついてきたから」


全員「「「ええええっ!?」」」


海司「ちょ…、違…っ」


そら「ヤダ。海司くんったら、意外と大胆~」


そら子になってるよ、そらさん(笑)


海司「だから、そういうつもりじゃなくて…」


海司「ちょっと、浜辺で柔道の成果を見せてやろうと思っただけだっつーか」


苦しいでしょ、海司くーんっ( ̄▽+ ̄*)


石神「何技ですか」


お、鋭い質問。


海司「は?」


石神「何の技をかけようとしたんですか?」


さすが、取り調べのプロですから、追及の手は緩めませんよ(笑)


そら「え?そんなの、寝技じゃねーの?」


そらさん…何でそんなに嬉しそう(笑)


瑞貴「……」


昴「ん?何だ、瑞貴。いつからそこにいたんだ?」


そら「お前、アイス買いに行ったんじゃねーの?」


瑞貴「何のアイスが食べたいのか、ひなに聞くの、忘れたと思って」


拗ねてますね、完全に。横向いちゃったよ。


ひな「え?アイスなら何でもいいんだけど…」


瑞貴「やっぱり、一緒に行こう」


ひな「え?」


瑞貴「ひな、一緒に来て自分で選んでよ」


ひな「う、うん…。じゃあ、行ってきます」


憲太「いってらっしゃーい」


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


ひな「すごい!なんか、カラフルなアイスがいっぱいあるね」


瑞貴「…」


ひな「どうしようかな。このマンゴーっぽいのもおいしそうだけど、

なんか、さっぱりしたものも食べたいし…」


瑞貴「…」


ひな「瑞貴?どうかした?」


瑞貴「ひなと海司さんって…」


ひな「え?海司がどうかした?」


瑞貴「……やっぱりなんでもない」


瑞貴「ほら、早く選びなよ。この白くてフワフワしてるの、おいしそうだよ。ウサギの毛みたいで」


ひな「…ウサギの毛は、おいしそうだとは思わないけど」


瑞貴、フワフワのウサギの毛、好きだよね。なんかあちこちで言ってる気がする(笑)


瑞貴「じゃあ、あのオレンジのは?今日のひなの水着の色とおそろいだよ?」


(瑞貴、何か言いかけてたみたいだけど、どうしたのかな?)




to be continued



もう!ただの幼馴染なのに!

この後の瑞貴くんのやきもちがめっちゃ可愛くて大好きです(〃∇〃)


3話(1) に続くー!