MARINEの我楽多箱

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癌で三度手術し、いずれも瀕死だったのにも関わらず奇跡的に生かされている女のブログです。
長年の塾講師としての経験と知識から情報を発信。
時々、ペットのことも紹介します。

近頃、子宮頸がんワクチンの

早期接種を喚起する広告をよく目にします。

 

コロナ禍の頃だったでしょうか?

ACジャパンのCMばかりだった頃にも

子宮頸がんワクチンの接種喚起の広告を

よく目にしました。

 

私は20代で、子宮体がんを発症しました。

 

同じ子宮がんでも

子宮体がん子宮頸がんでは、全く違うことと

子宮頸がんの感染経路とリスク要因を知ってから

ワクチン接種をするべきか?

するなら、いつするのか?を

決めて欲しいと思います。

 

なぜ、そう思うかと言うと

私も子宮がん経験者だからです。

 

私は、子宮がんですが

子宮体がんです。

 

私の場合は、長期の子宮内膜症から

大量に出血するようになり

止血の為に服用していたピルが体質に合わず発がんしました。

当時は、がん告知もしない時代でしたし、

今のようにネットでの情報入手も難しい時代でしたので

薬の検索をすることもありませんでした。

(当時医師には、マイナス系ピルと説明されましたが

現在の中用ピルではないかと思っています。)

 

現在は、医薬品も進歩しましたし

服用する薬の情報も簡単に検索できますから

そのようなリスクは低いと思います。

 

コロナ禍前でしたが

一斉に12歳~16歳を対象に政府指導で

子宮頸がんワクチンを接種した時期がありました。

 

私の教え子は、たしか学校で接種し、

その副作用で数年間、苦しむことになりました。

 

ワクチン接種してすぐに発症したわけでは無く

ある日突然、味覚が無くなって来たと言い出し、

そのうちに手に力が入らない、

えんぴつが握れない、と

徐々に不調を訴える日々が続き…

ついには、起き上がれることも出来なくなりました。

 

それから、色々な病院を回り

数ヶ月間苦しみましたが、

たまたま意欲的に治療して下さる病院と医師に巡り合い

半年以上かけて、動けるまでに回復しました。

 

そんな姿を身近で診ていたので

子宮頸がんワクチンを素直に奨励できないわけです。

 

国もしばらくは、一斉接種を中止しており

近年になって、無料接種を再開しだしので

ある程度副作用についての研究も進んだのかとは思います。

 

が、なぜそんなに奨励するのか? 

に少々疑問があります。

 

その理由を説明させていただく前に

まず、

子宮頸がん子宮体がんの違いを

知って欲しいと思います。

 

 

『子宮体がん』は、

「子宮内膜がん」ともいわれるように、

子宮内膜に多く発生します。

子宮の奥にある子宮内膜に発生する癌です。

 

子宮内膜が過剰に増殖することで生じます。

 

発がん要因としては、エストロゲンの過剰な分泌

(肥満や糖尿病、ホルモン補充療法の影響など)や、

お産を経験したことがない方、月経不順の方は

子宮体がんになりやすいといわれています。
 

私は、月経不順で内膜症になっており

子宮内膜症の出血を抑えるために服用したピル

(おそらく中用ピル)が発がん要因となりました。

 

50〜60代以降の発症が多いようですが、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)(排卵しにくくなり、

ホルモンバランスに異常をきたす病気)などがあると

若年層でも発症リスクが高まる場合があります。

 

 

それに対して、『子宮頸がん』 は、

子宮の入り口(子宮頸部)に発生します。

 

子宮頸がんの最大の原因は、

「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染です。

 

HPVは非常に一般的なウイルスで、

性交渉を経験したことのある人の

約80%が一度は接触すると言われています。
HPVには100種類以上の型があり、

そのうち約15種類が「高リスク型HPV」として

子宮頸がんの発症に関係しています。

特に、HPV16型と18型が

子宮頸がんの原因となることが多いとされています。
 

子宮体がん子宮頸がんの大きな違いは

 

子宮体がんは、

ホルモン異常が原因で発症するのに対し

 

子宮頸がんは、

HPVウィルス感染が要因あるということです。

 

HPVは、性交渉によって感染するウイルスであるため、

性交渉の経験や複数回お産の経験がある方などが

かかるリスクが高いと考えられています。

 

子宮頸がんは、30歳代から40歳代に多い病気ですが、

近年20歳代の発症も多いため、

国も補助金を出してでも若いうちのワクチン接種により

発症リスクを抑えようとしているのです。

 

まず、知っておいて欲しいのは、

子宮頸がんは、性交渉によって感染するウイルスなので

性交渉経験のない子どもは感染しません。

 

HPVに感染してがんになるまで

5~10年以上と言われます。

その間、細胞は少しずつ変化し、がん化していきます。

 

定期的に検診を受けることで

がんになる前の段階で診断することが可能です。

 

また、早期がんのうちに発見して治療すれば、

ほとんど治癒が望めます。

 

に対して、政府は、12~16歳を対象に

無料でのワクチン接種を奨励しています。

 

これは、12~16歳で接種を受けると、

26~30歳まではワクチンの効果が持続するとされ、

この年齢を対象に定期接種が行われています。

 

12歳というと小学校6年生です。

思春期に入り月経(生理)が始まるこの時期に、

子宮頸がんの予防を開始しようというのが

政府の方針のようです。

 

ここまで、読んで頂いた保護者の皆様は

どうお考えになりますか?

 

性交渉によって感染するウイルスにより

発症する病気のワクチンを12歳で接種させたいですか?

 

全く副作用が無いとは言えないワクチンを

無料だからと接種させますか?

 

HPVに感染してがんになるまで5~10年以上であり

定期的に検診を受けることで

がんになる前の段階で診断することが可能なのに

本人がよく理解していなうちに

ワクチンを接種させますか?

 

私は、ここに疑問を感じます。

 

新型コロナウィルスワクチンですら

接種をためらう人が多くいました。

 

新型コロナワクチンに関しては

そのメリットとリスクに関しての告知がありましたし

接種する側も必要に応じて知識を得ることが可能でした。

 

私は、子宮頸がんワクチン接種する本人が

例え未成年であっても

子宮頸がんが性交渉によって感染するウイルスにより

発症するがんである事をしっかり認識させて

自分の意志でワクチン接種するか否かを

選択させるべきだと思うのです。

 

保護者の一任で決めるべきでは

無いように思うのです。

保護者の方がしっかり勉強して

お子さんに理解できるように説明して欲しいのです。

 

また、ワクチン接種により子宮頸がんを回避できたとしても

ホルモン異常による子宮たい癌リスクは避けられません。

 

現在のように簡単に

避妊用ピルが入手可能な時代ですが

体用ピルでもホルモンに作用する薬なので

正しい使用法で使用し、

副作用も理解しなければなりません。

 

私のように生理不順から子宮内膜症になったり

それを放置してからの使用は危険です。

私も、まだ若かったので産婦人科の内診が嫌で、

個人病院の女医先生を捜して診察して貰ったのですが

内膜症を見落とされて

単なる生理不順と診察されていました。

 

結果、大出血をして入院し

MRI検査をして初めて内膜症を繰り返してた結果

発がんしたのだろうとのことでした。

 

医療が未発達の頃は、お産で亡くなる人も多かったほど

女性にとって婦人病は常につきまとうリスクです。

現代でも、PMS(月経前症候群)で

悩まれる方も少なくありません。

 

私の教え子の生徒たちの中にも

生理不順であったり、生理痛が重い者もいます。

 

年齢を経れは、

更年期障害で苦しまれる方も少なくないでしょう。

 

女性ホルモンは、

女性にとっては必要不可欠であり、

悩みの原因となることも少なくありません。

 

子宮頸がんワクチン接種の前に

この機会に病や性についての正しい知識を身に付けて

本人の意思を確認して欲しいと思うわけです。

 

親子での性の話は、恥ずかしい話ではありません。

性交症は、命を生み出す作業であり

命にかかわる事ですから、

この機会にしっかり話し合って欲しいと思います。