新聞に掲載されてるのを見て衝撃を受けネットで購入した本


「90歳セツの新聞ちぎり絵」





2019年1月1日より新聞ちぎり絵を始められたという

木村セツさんの作品集である。


表紙を見てもとても始められてからまだ1年とは思えない

まして新聞で作られたなんて・・・・

その圧倒的な色彩感覚と感性は凄いと思った。

この方のお孫さんで漫画家でイラストレーターの木村いこさんは

「これまでの人生で見てきたもの、感じてきたものその90年分の

 溜まりに溜まってきたものが爆発したのかも・・・・」

と言われてるが、まさにそんな感じなのかもしれない。


 また本の中で語られてる言葉もとても自然体で作品だけでなく

自分の歩んできた人生にも触れられているのだが、私などから

みれば決して楽な人生ではなかっただろうにと思えど、そこには

何の気負いも感じられずただ淡々とでもどこか面白味もあり・・・

だからこそ読んでいて胸にしっくりくるように思えた。





作品の一部を紹介

※(フリー画像よりお借りしました)
















ほんのちょっとだけ見える新聞の文字が

またいい味だなぁ








「食べさしてもろて、好きなことさしてもろて、なんも気がかりないし

 健康やし。今こそこれ、いちばんいいな。」


私もこんな言葉が言えるように歳を重ねていけたらいいな・・・



by鬼灯