曇りときどき晴れの続編

曇りときどき晴れの続編

キャンプツーリングと温泉が好きな
シングルマザーです。
バイクはPCX150と
リトルカブ改の2台持ちです。
たまに釣りもします。
星の写真も撮ったりします。

よろしくお願いいたします。

Amebaでブログを始めよう!

2日目の山小屋は剱御前小屋。

15時前に着いたので夕食までの2時間は

夕陽をみたり荷物整理をしたり

ココアを飲んだりしてのんびり過ごした。

なぜココアかと言うと500円未満の飲み物は

ココアだけだから。

ビールは900円くらいだったと思う。

ここまで運んでくる人件費を考えたら当然の値段だと思う。

剱御前小屋はザ山小屋という感じで

お風呂なし、1人分のスペースは布団一枚分の広さ、洗面所はあるけど水は飲料不可、せんべい布団、

トイレはバイオトイレみたいなやつだった。

もちろん相部屋なので他のお客さんとの

会話が楽しかった。


添乗員さんや男性メンバーは談話室で

ビールを飲み盛り上がっていた。

私はこの頃から軽い高山病の症状で

頭痛がするのでビールは諦めた。

頭痛薬を飲んではいけないそうなので

水分をこまめにとるよう心がけた。


夕食時に私が晩ご飯をモリモリ食べるのをみて

ガイドさんが、その様子なら大丈夫、

と太鼓判を押してくれた。

それを聞いて安心して消灯の20時には目を閉じたけど全く眠れない。

睡眠時無呼吸症候群の人が標高の高い所で熟睡するのはあまり良くない気がするので

眠れなくても気にしないことにした。


ほとんど眠れずに目を閉じていたけど、

3時頃に星空を見ようと外に出た。

廊下にあるテレビで添乗員さんが

サッカーの試合を観ていた。ほとんど寝てないとか、タフだね。


剱岳を目指す人たちはもうヘッドランプを

つけて出発し始めていた。

曇っていたので星空は見えず。


朝食の時間までに水筒にお湯を入れたり

荷物整理をしていた。

朝食は質素だけど美味しかった。


出発してすぐの下りがまあまあ急だったけど、

昨日の富士の折立からの下よりはマシ。

慎重に慎重に、転倒しないように降りた。

2時間程下ったり登ったりして

初日に泊まった雷鳥荘に到着。

気づけば頭痛はすっかり治っていた。


売店で柄物の可愛い登山靴下を売っていたので2枚購入した。

それまでは登山用の靴下を履いたことがなかった。何故なら可愛くないし高価だから。

でも初めて履いてみて納得。すごく足が楽。

もっと早く買うんだった。


雷鳥荘を後にするのはなんだか名残惜しかった。

またいつか来れると良いな。


室堂まで降りて、そこで現地ガイドさんとはお別れ。無口でクールな若者だと思っていたが

解散の挨拶をしてから急にニコニコして

おしゃべりの輪に参加してきた。

ひょっとして今までは無事に事故なく案内出来るかという緊張感で

いっぱいだったのかも知れないと思った。


室堂からまたケーブルカーや

モノレール、トロリーバスを5つ乗り継ぎ

途中にある黒部ダムで2時間ほど観光してから

松本市内の温泉に寄った。

そこの大広間で初めて全員揃ってビールで乾杯。


もう高山病の心配もなくキリン一番搾りを

二缶飲んだ。本当においしかった。


特急あずさの時間まで、松本駅でお土産を買ったり、お蕎麦を食べたりして過ごした。


帰りのあずさ車内で仲良くなった女性参加者2名と連絡先を交換した。

初参加となったツアーはとても楽しかった。

割高だけど学ぶことは多いし道迷いや

遭難のリスクも少なくなる。

いつもいつもツアーで行くのはムリだけど

縦走や交通機関の手配が大変な場所はまたツアーで行こうと思う。


ガイドさん、添乗員さん、同行者の方々

本当にありがとうございました。

またいつかどこかの山で会えますように。