もうすぐバレンタインデーなので、それにまつわる話を。
それは、小学校のころ。
授業が終わり、いつものように廊下の掃除をしていた時でした。
「---ねぇみかん君、ちょっといい?」
同じクラスのSさんから声をかけられました。
人気の無い階段の中腹まで連れて行かれ
「ハイ、これ。」
そのときの私は、それが何なのかよく分からず
「これ何?」と聞き返しました。
すると、彼女は一瞬「え?」という表情の後
「ふふ、おもしろいねー♪」
とだけ言い、その場を去りました。
帰ってからあけて、と言われたので家に帰ってみるとチョコレートと手紙。
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まぁよくある話なんですが、当時の私は「好き」という感情がわからないだけじゃなく、相手から好きといわれる事がどういうコトなのかすらわかりませんでした。麻雀は知ってたのに(笑)
よくわからなかった私は返事もせず、もんもんと数日を過ごしました。
返事はしなきゃいけないんだろうな、という事はうすうす気がついていましたが、どうしたらいいかわからなかったと言った方が正確な表現かもしれません。
1週間くらいでしょうか、朝、担任の先生が言いました。
「Sさんはおうちの事情で○○へ引っ越しました・・・・」
結局あれから会話することなく、Sさんとはそれっきり。
彼女には悪い事したなーという想いからか、20年たった今でも当時の事は鮮明に思い出せてしまう。
その年の他の事は殆ど忘れてしまったのに。
「----Sさん、お元気ですか?私は女の子からチョコを貰えるという事象がとても数奇なものである、という事をあれから10年ほどの学生生活を経た結果として知る事になりました。返事ができなくて、ごめんなさい。精一杯の気持ちを、どうもありがとう。」
過去を懐かしむのは、
今を最大限楽しめていないからだと思うけど
たまには思い出に浸るのも悪くないかな、と思いました。