仕事が終わって帰宅した夜、一本の通知が来た。

 

『友達が亡くなった』

 

連絡をくれた相手はその当時好きだったSくんからだった。

 

『除雪車で作業してたら事故して亡くなって、今晩お通夜がある。明日はお葬式』

 

突然のこと過ぎて言葉を一瞬失う。何故ならお葬式の日はS君の誕生日だからだ。自分の誕生日に友人のお葬式なんて…そんな酷なことがあるのかと何とも言えない悲しい感情を味わった。

 

『だから当面は誕生日のお祝いはなくていいから』

 

『うん、わかった。今は亡くなった友達を偲んであげてね。お悔やみ申し上げます』

 

確かこんな端的なやり取りで終わったと思う。なんとなく予感的に数か月は連絡取り合わないだろうなと察しながら、腰を深くソファーに掛け、地元のネットニュースで検索したらその事故が載っていたのを目にした。事故死した内容はあまりにもいたたまれない内容だった。

 

私の住む県は雪はめったに降らない。けど珍しく前日に雪が降り、この日は雪が積もった翌日だったのもあり雪も残っているせいか、窓を開けると風が寒くてキリキリした。雪もみぞれまじりにちらつく。

 

何とも言葉にしがたい、忘れもしない冬の日だった。

 

 

私はこの当時、恋愛がてんで上手くいってなかった。やっとの思いで好きな人が出来てS君との恋愛も上手くいけば…と思っていた矢先の出来事だった。私からは落ち着くまでは連絡も出来ないし、付き合っているわけでもないから時間に委ねて連絡を待つしかない。

 

思わず深いため息が出た。

 

とはいえ、人が亡くなったことはもっと悲しい。しかもSくんの友達は若くして不慮の事故により若くして今日この世を去ってしまったからだ。しかもSくんの誕生日にお葬式って。

 

 

『私にはなにができるだろう、、』

 

ぼんやりそんなことを考えていた。そして不意にこんなことを考えだす。

 

 

『突然亡くなったらスムーズに成仏って、できるものなのだろうか?』

 

『自分が死んでしまった自覚ってあるなかな?』

 

『未成仏のままだと低級霊になってこの世を彷徨うのか?』

 

『低級霊で彷徨ってるうちに卷俗なものが取り込んでしまうのでは?』

 

 

そして行き着いた答えはこうだった。

 

 

『死んだことに気が付いていないままなら、早く教えてあげなきゃ』

 

 

これが全ての始まりだった。今思えば本当に余計で危険な考えに至ったと思う。

 

けどここから最終的に守護神様のりょーまくんと出会うような流れになったのでこれがないと今がない。

 

 

 

その晩私は、仲のいい占い師の友達に電話してあることを協力してもらうことにした。

 

=続く=