『愛こそすべて』
そう思って生きてきた。
人を本当に愛する愛し方、愛され方も知らず
とにかく強く
そう思って生きてきた。
そしてやっと運命の人に出逢えた。
この人こそと思える大事な人に出逢えた。
全てを捧げることができる、間違いない、今度こそと120%信じた。
私達には深い絆があると信じていた。
でもそこには、囚われの身となる地獄が待っていた。
裏切りだった。パートナーの裏切り。
彼が不倫相手に愛してると語っていた事実。どんなふうに抱き締めて愛を語ってたんだろう、どんな顔して見つめていたんだろうと毎日毎日想像する。
何年たっても
その苦しみからは逃れられない。
私が彼と再構築を選んだ時、義弟から「俺も愛され夫になろう」と言われた。正直、嫌だった。不倫の出来事を簡単に片付けられたことも嫌だった。だって私も愛されたいと。
旅立ちを前にして『愛してる』と愛を残した女性に教えてもらった。
愛することができる女性は輝いていると。素晴らしいことであることを。
愛するから愛される。どちらの愛がどうとかそんな陳腐な愛は、愛ではないことを、日々に感謝し大切に生きる愛を。
『愛』を改めて教えてもらった。
だからこそ今
不倫が発覚してすぐに別れられるような相手に簡単に『愛してる』と言っていたことが許せない。
その同じ口で今
私にも『愛してる』と言う。
それでも受け入れる。
それが『愛』なのか。
それでも変わりなく
『愛こそすべて』
強くそう思う。


