「伊豆、春先取りツアー。その①」 の続きデス。
2日目は、まずは雛のつるし飾りを見に。
これを見るために、稲取温泉に宿を取りました。
稲取が発祥だという、つるし飾り、通称「つるし雛」は、
昔、まだお雛様が高価で購入できる家庭がほとんどなかった頃、
せめて高価なお雛様の代わりに、手作りの飾りで
愛する子どもや孫の初節句を祝おうという、
健気でまっすぐな親の想いから生まれた
あたたかな風習なのだそうです。
私は、「つるし雛」という言葉自体、初めて知ったのですが、
のこ姉に言わせると、このつるし雛のイベントが行われている3月末までは、
観光客の渋滞が出来るほどの、人気なのだそう。
稲取内の、色々な会場でこの「吊るし雛」が飾られているのですが、
私たちは、メイン会場のひとつ
「むかい庵」へ。
なんだかとっても新鮮!!
桃やら兎やら、巾着やら人形やら、
色々な飾りがあるのですが
これもひとつひとつ、込められてる意味が違うそうですね
子どもや孫のために、この飾りを、一針一針全部手づくりするのかぁ~・・・
と思ったら、
その想いの深さに圧倒されるとともに、
労力を考えて、ちょっとクラクラしてしまいました。
私にゃムリだ(;´▽`A`` ←夢のない家庭科2のオンナ
吊るし雛を眺めた後は、
早春の伊豆といったら、やはりこれでしょう!の河津桜へ。
けれども今年は寒かったからか、メイン会場はまだ
ぜーんぜん咲いてなくて。
でもそこは!我々には歩く静岡ガイドブックがついている。
毎年、他の木よりも早く花をつけるという
「原木」を見に連れて行ってもらいました。
きゃ~、ほんとにここだけ、見事に咲いている!!
皆さんちゃんと、咲きどころを押さえているらしく
原木の下だけ、わんさと人が集まっています
河津桜は、ソメイヨシノに比べ
桃が濃いのが、可愛いよね。
また、寒い季節に花開く生命の息吹は
なんとも幸せな気分にしてくれるのです。
ひとしきり原木を愛でた後は、
のこ姉の案内に従い、今度はぐぐっと南下します。
なんでも、同じ河津桜だけど、有名な河津の桜祭りの他にも
見所があるんだとか。
ということで、向かった先が、
下賀茂の「みなみの桜と菜の花まつり」 。
やはり桜は、ここでもまだ1部咲き、2部咲きで
早すぎたけれども、
川沿に見られる、桜と菜の花のコラボレーションは
満開になったら、さそや美しいだろうな~~~。
その満開になった時の美しさは、是非リンク先のHPを、辿って見てみて
↑ こちらは、試験的に早く咲かせた桜だそう
メインの河津会場に比べると、人出も少ないそう。
私も、のこ姉の案内で、河津の方へは何度か行っているけれども、
ゆっくり鑑賞するのもままならないほどの
人混みだったりするもんね。
それに比べればこちらは、オンシーズンでも
比較的ゆったり見られるんだそうな。
河津桜を観にいかれる方は、是非こちらも検討してみて
その後我々は、近くの菜の花畑へと移動。
この鮮やかな黄色!!
桜もだけれど、菜の花も、春を象徴する花だよね。
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のこ姉は、去年旦那さんを亡くしました。
私たちと一緒に行った、伊豆の海で・・・。
彼女にとっては、あれ以来初めての伊豆だったそうです。
そういう節目を、ともに過ごせたことも、
ともに過ごす相手に、選んでくれたことも
嬉しく思うし、
毎年来ていた早春の伊豆へ、
今年も旦那さんを連れて行ってあげたいと笑う彼女の、前に進む力を
心底尊敬しています。
来月には、彼女の第3子が産まれます。
この春の花々のように、力強く、
そして
いるだけで、周りをHappyにしてくれる子が
生まれてくるのでしょう。
来年は、子ども4人で大騒ぎだ!