こちらを覗く頻度もすっかり下がっております。やはりブログの時代も過ぎているのか、更新が途絶えた方もちらほら見かけます。

2月にはいくつかのイベントがありましたが、日本では衆議院総選挙が行われていたようで、フォローしているブログをのぞいても結構意見表明している方をお見かけしました。

私は実名でnoteを始めており、基本的な政治的スタンスについてもこちらで述べております。

 

 

ここでは簡単な要点に留めましょう。

僕が特に読んで欲しいのはこの部分です。

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まず、政治系ショート動画の流行が有権者の判断材料を歪めた点については否定できませんし、中道候補に対しては大きく不利に働いたことは事実です。しかしながら、この悪天候にも関わらず前回より投票率が上昇しているのは、政治系ショート動画の流行により特に若年の有権者が政治に触れやすくなったことがあげられると思います。一方で、かつては組織票が今よりも大きな影響力を持っていました。その中には組織に属しているという理由だけで投票した人や近所付き合いの一環で投票した人もかなり含まれており、自分で政策について考えた人ばかりではないでしょう。
 さらに、現代は民主主義概念の成立時はおろか、終戦直後に比べても社会が遥かに複雑化しています。多岐にわたる争点について全て自分の考えを持ち、政党の比較を行い投票に向かうというのはあまりにもハードルが高いです。
 民主主義の理想状態は、有権者が皆自分で政策とそれを実行できる人柄を判断することですが、実際には不可能と言っていいでしょう。これは有権者の問題ではなく、システムの欠陥です。社会が人々に高い能力を求めるということは、その能力を持ち合わせていない人を排除してしまうという欠陥を孕んでいます。昨今の発達障害の増加についてはこれが原因であるという指摘もありますね。
 システムが整備されるほど、自分で声をあげることができない人の声が拾われないという問題は政治哲学をはじめ徐々に議論されているようです。特に知的障害者にとって、これは致命的な問題になるわけです。

(中略)

ですが実際には民主主義はそんなに脆い制度でもありません。仮に誰か一人の選択が政治家の当落を直接決めてしまうとしたらそうした問題は重大なものになりますが、実際には一人の人が行使できる影響力は限定的です。ですから一人の有権者が「正しい選択」をできないからといって、それは直ちに問題になりません。時々接戦の選挙区を取り上げて、あなたの1票で政治が動くみたいな主張がありますが、むしろ自分の1票が大きな影響力を持たないからこそ安心して投票することができるのです。
 上述した0歳児選挙権の話はここに繋がります。民主主義はそもそも一人の選択ではなく有権者の総意によって決まるわけですから、その中に「正しい選択」ができない人がいても問題ありません。
 本当に民主主義が機能していない国は内戦になっているわけですから、戦争が起きていないという1点をもってしても、日本の民主主義はうまく機能しているのです。そして、民主主義は多数決ではなく対話と妥協によって成り立っているわけですから、全てが満足いかないのは当然のことです。

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国会議員ともなれば非常に忙しいので、自分で意見表明が難しい人の意見をじっくり聞くことはできないでしょう。個人的には今回落選した議員にこそもっといろいろなところで生の声を聞く時間にあててほしいと期待しています。そこで出会った思わぬ意見こそが次につながると期待しています。