そう、この間までは幸せは私には絶対訪れないと思っていた。力をつけようって努力はしたけど悲しみからは解放されなかった。

でも最近、私はちょっとした幸せに出会った。
それは、雄一に出会ったこと。
最初に雄一に出会ったのが祖母のお葬式のときだ。彼とは不思議に、お葬式の前までは一度も会ったことはなかった。でも彼って祖母とすごく仲良かったみたい。
お葬式では少し話す機会はあったが、なぜか緊張して話せなかった。

でも最近、奇跡みたいに彼が目の前に立っていた。それから話すことになって楽しかった。

今でも、週末とかになると一緒に出かける。

彼は心が豊かで、いい人。
一緒にいると心の悲しみから解放される。力と生きる勇気が湧いてくる。
孤独って人によって違うように感じると思う。でも、私は天涯孤独。
痛みと悲しさが心の奥まで食いこんで、死んだように毎日を過ごしていた。
なぜ、祖母は死んでしまったのか。

そんな中、最近私はこう考えている。痛みを我慢して力をつけていこう。痛みを自分の力にしよう。
私って本当に変だよね。
でも毎日、少しずつでも力をつけて小さい事もちゃんと感謝できるようになりたい。
祖母は多分それを願っていると思う。
一週間前に祖母が死んだ。今日がお葬式。
本当に行きたくないんだ。
なんで私は唯一の家族を亡くしてしまった事を認めなければいけないの?
嫌、絶対に嫌だ。

友達のりさに言われた。時間は心の傷を直す。本当なのかな?
本当に私は立ち直れるの?
叔母さんとの思い出が遠い記憶になったら私は本当に天涯孤独になってしまう。

私の家族って時間と共に一人ずつ、亡くなるんだよね。最低。この世の中で誰よりも私のことを理解してくれた家族はなぜ蝉みたいにぽつりぽつりいなくなってしまうの?

人は幸せを捕まえられるのならばそのチャンスを逃してはいけない。
でも私は幸せなんか掴めない。