


アリスと豆の木様 公募展
NewYearAlice 出展作品
切絵標本
¨Alice In Babel(アリス イン バベル)
ガラス、紙、オイル
3×5㌢
赤の女王の命令で
ワンダーランドに建てられたバベルの塔
角砂糖のレンガを
昇りながら下りつつ
せっせと運ぶドードー鳥の列
てっぺんのキノコの上では
芋虫がのんびりと
水タバコをふかしながら
溶けつつある角砂糖の流れをみている
チェシャ猫は曖昧に笑いながら
アリスに尋ねる
¨キミはこの塔をどう思うんだい?¨
しばらく考えたアリスは
¨そうね
角砂糖で作ったって
すぐに崩れてしまうわ
それにベタベタするし
とっても無駄だわ¨
それを聞いたチェシャ猫は
¨アリス
キミは少し遊び心が足りないね
無駄なコトこそ最高の贅沢なのだよ
それがわからないなら
まだまだ子供だね¨
そんなやり取りが
今日も繰り返されている
不思議な色合いの花に
閉じ込められた
小さな小さなワンダーランドでした
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ただいま展示中
画像にあえてはっきりと写していない色合いとか
細部をみて
楽しい空想していただけたらと思います