私の好きな人の大好きな声。
ドアには噂の張本人桐ヶ谷雅哉がいた。
「あ、え、まさや?!」
「ちょっとちょっと!張本人来てるじゃん!しかも目立ってる~。」
「そりゃ~あんな大きな声でみのり!なんて叫ぶもんね~?」
「ちょ、優香!さおりちゃん!ニヤニヤしすぎだから!みんなも!」
ニヤニヤしてる女子たちを適当に注意しつつドアの方へ向かう。
「どした?」
「これ。借りてた本!今日サッカー部仮入部行ってくるし
一緒に帰れるかちゃんとわかってないから先に渡しとくわ。」
「あ、これ!ありがとう!実は貸したの忘れてた!」
「しっかりしろよ~。ってかお前、学級委員になったってまじ?
俺もなったんだよな~。委員会とかよろしく。」
「え、まさやが学級委員?大丈夫?崩壊しない?」
笑ながら冗談を言う私に同じように笑って返してくれる。
「お前よりは崩壊させねえから」
そしてちょっと話をして席に戻ってくる。
・・・とさおりちゃんたちがすごくニヤニヤしてた。
「・・・・なにそのにやつき顔は・・。」
「いや~、お似合いだわ。これは。こんな和むカップル見たことない」
「ああ~みのり羨ましい~。うちも彼氏ほしい。」
「ゆりなんて写真いっぱい撮っちゃったし~」
「いやいやいやゆりりん消してね?!?!?」
