韓国兵役ヲタクのブログみたいになってきましたが(笑)…違います!
いろいろ調べれば調べるほど、新しいことが出てくるので、この辺りで用語だけでもまとめとこー。
38度線:
38th parallel north 38선
MDL:
Military Demarcation Line 軍事境界線 군사분계선
実効支配地域の「境界線」であり、「国境線」ではない。
DMZ:
Demilitarized Zone 非武装地帯
軍事境界線を中心に 南北双方2キロメートル幅(合計4キロメートル幅)
NLL:
North Limited Line 北方限界線
SLL:
South Limited Line 南方限界線
非武装地帯と民間人統制地帯(南=韓国側のみ)を隔てている「限界線」は、南北双方が休戦協定違反を理由に軍事境界線側に押し出したため、2007年現在ではDMZの幅が300メートルまで狭まっている箇所もあり、幅が4キロメートルのままの所は珍しい状況。ごくわずかの地域を除いて、一面に地雷が敷設されているため通行は実質不可能。そのため半世紀以上にわたって人の寄り付かない場所となったことから、自然が豊富で、渡り鳥が翼を休める野鳥の楽園と化している。両軍の間で銃撃戦が発生することも数多く、1960年代から1980年代にかけては、ほぼ毎年死傷者が出ている。休戦協定の第1条第10項の規定によって「民政と救済のための警備要員」を南北双方が1,000名ずつまで、非武装中立地帯内に立ち入れるため、両軍とも監視哨所を建てたり、潜伏斥候を入れたりしている。
ここまでの用語はこの図が分かりやすいかと思います。
CCL:
Civilian Controlled Line 民間人統制線 민간인통제선 / 민통선
民間人統制区域と一般区域との境界に、民間人統制線がある。南方限界線から、5~20km離れて設定された線で、民間人の立ち入りが制限される。休戦線に隣接する軍事作戦また軍事施設保護、保安維持を目的とし、韓国軍の計画によって策定された線。
民間人統制区域:
非武装中立地帯に沿って南側に設定されている一般住民の立ち入りを規制する区域。有刺鉄線を張り巡らせたりするなどして一般の交通を物理的に規制しており、決められた検問所以外からの出入りは禁止されている。この区域は韓国側が自主的に設けている地域であり、非武装中立地帯の外側であるため韓国陸軍部隊が駐屯している。またこの区域には地雷は存在しない。
・黒の線が 軍事境界線、
・濃い緑が 非武装地帯、
・薄い緑が 民間人統制地域。
鉄原군 철원郡はこの地図のちょうど真ん中辺り。
JSA:
Joint Security Area 共同警備区域
軍事境界線の真上に、建物が建てられている唯一の場所。板門店の周囲にある。
GP:
Guard Post
緩衝地帯として設定されている軍事境界線の南側2kmの非武装地帯は人の出入を統制しているが、軍事境界線から南方限界線の間に前哨部隊(GP)がある。GP(General Post)は文字通り観測所を意味する。北朝鮮の浸透と埋伏を見つけるため監視している。
"GPの生活"として下記リンクのサイトにいろいろまとめられています(韓国語)。写真がたくさんあるので様子が分かりやすいと思います。リンクはこちら。
GOP:
General Out Post
⑴ 敵軍の接近を探知して主力部隊に知らせると同時に、⑵ 敵と戦って出来る限り部隊に戦闘準備をさせる時間を与えることが重要な任務である。一般に鉄柵線部隊と呼ばれる。
前哨部隊(ぜんしょう):
outpost unit 전초부대
軍隊の前方に配置され、敵の偵察や敵の前方部隊との交戦、突然の襲撃への対応などの役割を果たす部隊のこと。
歩哨(ほしよう):
sentry 보초
軍隊で、警戒・監視の任に当たること。また、その兵。
哨所(しょうしょ):
sentinel post
歩哨の詰め所
斥候(せっこう):
patrol
本隊の移動に先駆けてその前衛に配置され、進行方面の状況を偵察しつつ敵を警戒する任務をいう。基本的に偵察、攻撃、追跡の三つの意味がある。特に偵察活動は危険ではあるものの、現在の状況を確実に把握し情報を収集するために必要であり、地域の支配権を左右する重要な活動である。
潜伏斥候:
敵の位置を探るために敵の支配地域内に潜伏している斥候のこと
埋伏:
うずもれ隠れること。また、うずめ隠すこと。隠れひそむこと。また、待ち伏せすること。
こんなツアーもあります。
☞ DMZ+NLL 終日観光(往復送迎付き)
日本語でコンパクトにまとまった記事はこちら。
☞ ソウルナビ 非武装地帯(DMZ)