以前、塾を経営していたある日、
別の塾の先生が私を訪ねてきて、
授業を見学しました。
その先生は、
私が生徒の能力を物凄く信じている事に驚いて、
「僕には出来ないんです。」
とおっしゃったのです。
私の方こそ驚きました。
生徒の能力を信じないで、
どうやって教える事が出来るんだろう?と。
その頃は特に意識して考えてはいなかったと思いますが、
生徒の能力に疑問を持った事は
一度もありませんでした。
どんな生徒でも私の心の底では、
絶対出来ると思っていたので、
生徒たちの結果は桁外れだったのかも知れません。
私にとっては当然の事だったのです。
今、コーチングやコンサルティングをしていても、
クライアントさんの可能性に疑問を持った事はありません。
クライアントさん自身が出来ないと思っても、
私はクライアントさんが出来る事を知っているのです。
だから絶対出来ると信じられるのです。
勿論、本人は、
やる前は苦手意識や
出来なかったらどうしようとか
無意識に考えてしまうと思いますが、
コーチがその人のやれる所を見極めて、
やってもらうと、
本人の予想に反して、
案外出来るものだと分かるんですよね。
そうすれば、
自分の基準が変わって、
出来ないと思っていた事は
出来る事になって行く。
その積み重ねで、
いつか出来る自分になるのです。
それを1人でやり続けるのは大変なので、
私たちコーチがいるのです。
さぁ、今日も元気で楽しく行きましょう。