何年か後、何十年か後に、
一華の誕生のときの最高の幸せを
思い出せるように。
8/7(火)
38週目の検診へ。
お医者さんからは、「子宮口、全く開いてないねー!また来週きてね!」と言われた。
でも、なんとなくこの日は自分の体がちょっと変だなっていうか、
まず、とにかくお腹がすく!
ドトールでミラノサンド2個食べた(笑)そして帰ったら吐いた(笑)
それから、とにかく眠たかった!
いつもお昼寝は1時間くらいなのに、この日は4時間くらい寝てた。
今思うと、体が決戦に備えてるみたいな感覚だった。
8/8(水) 3:00頃
なーんか、腰が痛い。
変に寝てたかな?と思って起きた。
でも、違う寝方しても、とにかく腰が痛かった。
生理痛の3倍くらいの痛み。
このときは、ただの腰痛だと思ってた(笑)
8/8(水) 5:00頃
痛みが規則的に襲ってくる。がおー。
ただの腰痛じゃない!!!!
陣痛アプリで間隔をはかりはじめる。だいたいこのときで10分間隔。
初産は10分間隔になったら病院いくって言われたから、とりあえず病院に電話。
病院「うーん…、おそらく陣痛か前駆陣痛だけど、もうちょい様子みて」
がびんちょ。
もう結構痛いんですけど。とこの時は思ったけど、甘かった(笑)
とりあえず、母と旦那に電話。
この日は東京で午後から台風がくるって大騒ぎしてた。
旦那は飛行機のチケットとってない。
もはや立会い出産は絶望的じゃない?と冷静に考えてた。
母はすぐ来るとのこと。
とりあえず旦那も、会社よってPCとってから、すぐ空港むかうとのこと。
みんな思ってたことは一緒だと思う。
「いや、昨日の検診でまだまだだって言ってたじゃん!!!!」
そしてとにかく陣痛?腰痛?に耐える。
四つん這いで、亀の産卵のように唸りながら、割れそうな腰をさすってた。
8/8(水) 9:30
病院オープン。
このときで陣痛間隔6分。
病院に電話したら、「来てください」とのことで、母の車で向かう。
まだ陣痛の合間に話せるし動けた。
病院到着。
すぐに内診へ。
「あー、子宮口3cm開いてるねー!赤ちゃんもだいぶ下にいるし、膜もうすいから、入院しましょう!」
「今日の夕方には産まれそうねー」
まじかよ。
夕方までこの痛み続くの?早く産みたい。
とこのときは思ってた。甘かった(2回目)
そこから歩いて陣痛室へ移動。
「なんか元気ねー。普通に歩いてるけど、子宮口けっこう開いてるんだよねー。余裕ねー」
と助産師さんに言われた。
余裕…
後から考えたら、ほんと余裕だった。歩ける話せるチョコ食べれる。
旦那、14:00の飛行機(羽田→旭川)のチケットを奇跡的にゲット。
このときは、間に合うかなぁ〜?間に合わなかったらいやだな〜
とか思ってた。甘すぎた。甘々。
8/8(水)昼〜夕方
徐々に増していく痛みに耐える。
このときでまだ6分間隔が続く。
お昼ご飯は完食。これが後に悲劇をうむ。
午後一に内診。まだまさかの4cm。
助産師さん「お父さんくるまで待ってるのかなー?お父さん来たら本気だそうねー」
いやいや、もういいです。
とかなんとかありながら
病棟の4階から1階まで、母と何度も往復する。
合計5-6回は往復した。
が、効果があったかは謎。
8/8(水)17:00頃
旦那到着!!
台風きていたなかの奇跡。
旦那が乗った便も、チケットはラスト1枚。
次の便からは全て欠航。奇跡か。
このあたりから痛みはぐんと強くなってた。
夜ご飯たべるのも一苦労。
ウイダーinゼリーのむのも一苦労。
トイレいくのも一苦労。
8/8(水) 19:00過ぎ
痛み、最大級。
痛くて吐き気が。
痛みで吐き気ってどういうこと?!と思いながら、吐く。絶対食べすぎ。
とにかく痛かった。
もう覚えてない。
旦那がさすってくれるんだけど、そこじゃないしもっと強く!!!!
とか思うけど、話す気力さえない。
陣痛2-3分間隔。
助産師さん「今日中に産まれるかなぁ〜?」
今すぐ産ませてください。
とにかく泣いた。痛すぎる。
痛いなんてもんじゃなかったと思う。
交通事故の痛み、とか言うけど、
この世の痛みじゃないと思った。
母も旦那も泣いてた。
このあたりから、ほぼ記憶ない。
8/8(水) 22:00頃?
助産師さんに死にものぐるいでしがみつく。
もう産ませてーと思ってた。
助産師さんの助けにより破水する。
ぷつん→ジャバァァァって感じ。
助産師さん「うーん、子宮口8cmだねぇ。まぁ、この時間だし、とりあえず分娩室にいく?」
もうなんでもよかった。
分娩室に行けば、出産まであと少しだと思ってたから、早く行きたかった。
旦那の両手にぎりながら、
全身の力こめて誘導してもらう。
あとから、このときのこと旦那にきいたら
「今まで感じたことないくらいの体重かけられた!」って言ってた。
とにかく歩けなかったから、全身の力が旦那にかかってたと思う。
そして、分娩室まで数m
途中でへたりこむ。激痛で立ってられない。
なんとか分娩室まで移動。ほぼ覚えてない。
四つん這いでとにかく耐える。
いきみのがし?
いやムリムリ。
8/8(水) 23:00頃?
助産師さん「いきんでいいよー!大声だしていいからねー!全力でいきんでー!」
ひゃっほーーーーい!!!!いきめる!!!
このいきむってのが、いわゆる「鼻からスイカ」ってやつだと思った。
鼻からスイカだすより痛いわ。と冷静に考えてた。
とにかく痛かった。
子宮の入り口をむりやり開かれて裂けて
とにかく今まで感じたことない痛み。
絶叫してた。
とにかく絶叫。
このときのことを旦那にきくと
「正直死んじゃうんじゃないかと思った」
って言ってた(笑)
死ぬかと思ったよ。ほんとに。
助産師さん「赤ちゃん頭みえてるよー!」「上手!もうちょっと!!」「もう少しだからね!いきんでー」
とにかく早く産みたい一心だった。
そして、何度か全力でいきんだとき
「はい!産まれるよー!せーのでふぅーって息はいてー」
の合図で息はいた。
8/9(木)0:26
ふぅぅぅぅ〜
助産師さん「はい!下みてー!」
ズルン
なんか出た!と思ったら
血まみれの我が子が助産師さんの手に抱えられてた。
「オギャァァァァ」
泣いてる…!!!!
旦那号泣。
私放心。
おわったぁぁぁぁぁ。
助産師さん「胎盤だすから、ちょっと気持ち悪いよー」
もうなんでもよかった。
ずるんって血のかたまりが出てきた。
お医者さんがきて、おすその傷(めっちゃ裂けて切れてた)を縫ってくれた。
麻酔かけたけど、痛くて、麻酔追加。
いや、陣痛にくらべたら縫う痛みとかどうってことないわ、と思って耐えた。
8月9日。
私の誕生日が6月7日。
旦那と前の週に電話したとき、冗談半分で
「私が6.7だから、いっちゃんが8.9だったら、6.7.8.9で覚えやすいねー!」
って言ってた。
旦那氏、興奮気味にそのことを助産師さんに伝える。
助産師さん「8/9になるまで待ってたのかなー?」って。
待たなくてよかったのよーとか思ったけど、
きっと、私と旦那の電話の会話をきいてたのかなーって思うと愛おしくなった。
2018/08/09 39w0d
0:26
2726g
48cm
小さい小さい女の子。
台風が来る前に陣痛を起こしてくれて
旦那が到着するまでお腹で待機してくれて
8/9になった途端に産まれてきた
かわいいかわいい私たちの子。
《一華》
私たちの一番の宝物。たった1人のかけがえのない私たちの子。
女の子らしく華やかな、
周りを明るく華やかに照らすような性格の
すてきな女の子になりますように。
8/9(木) 出産後
助産師さん「だっこしますかー?」
初めて我が子に触れる瞬間だった。
だっこして、おっぱいを小さな唇に近づける。
ぱくっ。
今産まれたばかりの子が、おっぱいを探して食いついてきた。
不思議な感覚だった。
生きてるんだって思った。
会いたかった。
ずっと会いたかった我が子。
涙は不思議と出なかった。
この子を守っていくんだって気持ちと
大きな達成感。
産んで、2時間は分娩室にいた。
体調が急変しないように様子見するためらしい。
我が子はその間、洗われたり体重はかったり。
母と旦那は歓喜。
写真パシャパシャ。
私、とにかく放心状態。
ずきずき…
ずきずき???
助産師さん「体調いかがですか?どっか変なところないですか?」
私「あの…、なんかまだお腹痛いんですが…」
助産師さん「あぁ!後陣痛だね」
いやいや。え?!
陣痛って産んだあともあるの?!
そこまでひどい痛みではなかったけど、
産んだら痛みから解放されると思ってたから、なおさらショックだった。
とりあえずロキソニンもらって飲んだ。
2時間後。
旦那と一華は先に病室へ移動済み。
私、全ての力を使い切ったため、
立てない、足に力がはいらない、分娩台から降りれない。
あー、こんなに体力使うんだーってぼやーっと思ってた(笑)
助産師さんに補助してもらい、車椅子で病室へ。
愛しい旦那と我が子の姿に安心した。
長い長い戦いが終わった。
その日は興奮でねれなかった。
次の日は夜泣きでねれなかった。
入院生活はつらかった。
母乳が出ない、夜ねれない。体力が戻らない。
でも、腕の中にいる我が子を見てると
不思議と力が湧いた。
守らなきゃ。
その一心だった。
陣痛から出産まで20時間5分。
妊娠発覚から8ヶ月ほど。
タバコをやめた。
お酒もやめた。
美容室もまともに行けなかった。
ネイルも取った。
ビーモンもやめた。
カフェインも控えた。
仕事に行きたくなくて、
ストレスがたまりすぎて
1日中泣いた日もあった。
とにかく辛い日もあった。
旭川にきてからも辛かった。
旦那に会えなくて泣いた。
でも、ぜんぶ我が子に会うため。
とにかく守るために。
一生懸命たえた39週間だった。
我が子に会えるまでの奇跡。
まだまだ育児は慣れない。
夜中つらい。
1日1日が長い。
正直いつまで続くの?って絶望するときもある。
でも、かわいくてかわいくて仕方がない。
かわいい寝顔をみてると、
ママがんばるよーって思う。
タバコも吸えない。
お酒も飲めない。
カフェインもとれない。
甘いものも控えなきゃいけない。
大好きな辛いものも食べれない。
自由に外出もできない。
でも、一華のためにがんばろうと思う。
今のこの瞬間を大切に。
