わあやだ ~ペットとらくがき 時々ホラー~

わあやだ ~ペットとらくがき 時々ホラー~

三匹のペットのことや自分の落書き、たまにyoutubeで気になったものなどを載せて逝きたいブログ。

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世界一有名な性格診断と呼ばれている性格診断をベースに、性 格傾向を徹底的に分析。 さらに歴史上の人物から、アニメや映画のキャラ まで節操無く、貴方に近い性格の有名人を紹介し ます。 ちょっと辛口かもしれないのでご注意を。

というのをやりました。

私は、INFP 人生の意味を追い求める者 だそうです。

4気質診断では理想主義者気質(アポロン型)になりました。

なんというか、妄想家っぽくて理想高いのがあたってる。

『踏み入るべきではない場所』


334 踏み入るべきではない場所 1/7:2005/09/30(金) 11:21:32 ID:ItZOrWPy0
私がまだ小学校低学年の幼い子供だったころに、趣味で怖い話を作っては、家族や友達に聞かせていました。
「僕が考えた怖い話なんだけど、聞いてよ」と、きちんと前置きをしてからです。
特にじぃちゃんが、私の話を喜んで聞いてくれました。
私はそれがとても嬉しかったんです。熱心に聞いてくれるのと同時に、こわがってくれたから。

そんな折、私の作った話が、クラスの中で流行りだしました。
放課後の男子トイレで、個室を叩くとノックが返ってくる。といったありがちな話です。
クラスの女子の間であっという間に流行り、噂は学年中、学校中へと広まりました。
「男子トイレの前で、手招きする男の子を見た」とか言い出す女子も出てきていて、
私がやっとその噂を知って、「僕の作り話だってば」と言ってもきかず、
その後もまことしやかに囁かれ続けました。
ついには、そこで肝試しを始めるグループまで現れてしまいました。


335 踏み入るべきではない場所 2/7:2005/09/30(金) 11:22:49 ID:ItZOrWPy0
その肝試しでしたが、なにも起きるわけがないのに、
グループの子供が皆、「ノックの音が返ってきた」と言うんです。大変な騒ぎでした。
そんなワケないだろ!?と思って、作り話だということをアピールしようとしたのですが、
当時の私は、皆に冷たくされるのが怖くて言い出せませんでした。

そのうち私は、自分の話が本当になってしまったのではないか、と思うようになり、
すごく恐くなって、自作の怖い話をすることをやめました。

その騒動があってからしばらくして、じぃちゃんが怖い話をしなくなった私に、
「もう怖い話しないのかい」と聞いてきました。
私はもう泣きじゃくりながら、その話をじぃちゃんにしたんです。
「ほうかほうか」とやさしく聞きながら、こんなことを話してくれました。


336 踏み入るべきではない場所 3/7:2005/09/30(金) 11:24:08 ID:ItZOrWPy0
「それはな、みんなが坊の話を本当に怖いと思ったんだ。
 坊の話をきっかけにして、みんなが勝手に怖いものを創っちゃったんだよ。
 怖い話を作って楽しむのはいいけど、
 それが広まって、よりおそろしく加工されたり、より危険なお話を創られてしまうようになると、
 いつの日か『それ』を知った、ワシらの目には見えない存在が、
 『それ』の姿に化けて、本当に現れてしまうようになるのかもな。
 目に見えるものではなく、心のなかにね。  
 『おそれ』はヒトも獣も変わらず持つもの。
 『おそれ』は見えないものも見えるようにしてしまう。本能だからね。
 だから恥ずかしくないから、怖いものは強がらずにちゃんと怖がりなさい。
 そして、決して近寄らないようにしなさい。
 そうすれば、本当に酷い目にあうことはないよ」

私は、じぃちゃんも何かそんな体験をしたのかと思って、「じぃちゃんも怖い思いをしたの?」と聞きました。
すると、予期しなかったじぃちゃんの怖い話が始まったのです。


337 踏み入るべきではない場所 4/7:2005/09/30(金) 11:25:26 ID:ItZOrWPy0
「昔じぃちゃんは、坊の知らない、すごく遠くのお山の中の村に住んでいたんだよ。
 そこで、じぃちゃんの友達と一緒に、お山に肝試しに行ったことがあるんだ。
 そうだね、じぃちゃんが今でいう、高校生ぐらいのころかな。
 お地蔵さんがいっぱい並んでいたけど、友達もいるし全然怖くなかった。
 でも、帰り道にじぃちゃんの友達が、お地蔵さんを端から全部倒し始めたんだ。
 『全然怖くない、つまらない』って言ってね。
 じぃちゃんはそこで始めて、その場所に居るのが怖くなったよ。なんだか、お地蔵さんに睨まれた気がしてね。
 友達を置いて、さっさと逃げてきちゃったんだよ。
 そうしたら、その友達はどうしたと思う?」
「死んじゃったの?」
「ううん、それが、何も起こらないで普通に帰ってきたんだよ。
 でもじぃちゃんは、もうそれからオバケが怖くなって、友達と肝試しに行くのを一切やめたんだ。
 その友達は、その後も何度も何度も肝試しといっては、
 ありがたい神社に忍び込んだり、お墓をうろうろしたり、お地蔵さんにイタズラしたり、色々するようになってね。
 周りの人からは呆れられて、相手にされなくなっていったよ。 
 人の気をひくために、『天狗を見た』なんていうようになってしまった。
 じぃちゃんに、『見てろ、噂を広めてやる』なんて言って笑っていたよ」


338 踏み入るべきではない場所 5/7:2005/09/30(金) 11:26:17 ID:ItZOrWPy0
「そしてある日、ふっと居なくなったんだ。
 じぃちゃんもみんなと色々と探したんだよ。
 そしたら…山の中の高い木のふもとで、友達は死んでた。
 木の幹には、足掛けに削った跡がてんてんと付いていてね。
 友達は自分で木に上って、足を滑らせて落ちたんだ。ばかなやつだよ。

 坊、世の中には、人が入ってはいけない場所っていうのがあるんだ。
 それは怖い場所だ。
 坊だったら、タンスの上もその場所だよ。
 落ちるのは怖いだろ。そういうことだよ。
 じぃちゃんの友達には、怖い場所が見分けられなかったんだ」
「怖いね。ばちがあたったのかな」
「いいや、怖いのはここからさ。
 友達が死んでから、村の中のひとたちが次々に、『天狗を見た』って言い出したんだ。
 じぃちゃんは、『あれは友達のでまかせだ』と言ったんだけどね。
 『友達が天狗の怒りに触れた』『祟りだ』『呪いだ』と、皆は自分達でどんどん不安をあおっていった。
 夜通しで見張りの火まで焚いたんだ。
 皆が顔をあわせるたびに天狗の話をするので、村の中がじめじめしていた」


339 踏み入るべきではない場所 6/7:2005/09/30(金) 11:27:12 ID:ItZOrWPy0
「そんな時に限って具合が悪くてね、村の中でケガをするのが4件続いたんだよ。
 どうってこともない、ねんざまで数に数えられてね。どう見てもあれは、皆おかしくなってた。
 さらに噂に尾ひれがついて、『天狗に生贄を出さなくては皆殺される』とまで酷い話になっていた。

 そしてついに、本当に生贄を出そうという話をするようになったんだ。
 友達が死んだのは、木から足を滑らせて落ちたからなのに、完全に天狗のせいになってた。
 村の中の皆も、人が入ってはいけないところに踏み入ろうとしていた。
 それはね、人の命だよ。誰にもそれを奪う権利なんてないだろうに。
 じぃちゃんはね、天狗よりも、村の中の皆がすごく怖かったんだよ。
 だからね、じぃちゃんは、その村から逃げてきたんだ…」


340 踏み入るべきではない場所 7/7:2005/09/30(金) 11:28:00 ID:ItZOrWPy0
じぃちゃんのこの話は、その後もねだって2度程聞かせてもらいましたが、
「絶対に内緒だぞ」と言われ、両親の居るところでは決して話しませんでした。
でも、今でも私の家には父方の実家はありません。
「農家の次男のじぃちゃんが、庄屋の娘のばぁちゃんと駆け落ちしてきたからだよ」
と、私の両親からはそう聞いています。

じぃちゃんが私に、自作の怖い話を聞かせてくれたのかとも思いましたが、多分違います。
その長い話が終わった時、じぃちゃんは大粒の涙をぼとぼと、私の小さな手の甲に落としたのですから。

今も思い出して涙腺が緩みました。
長文を読んでくれてありがとうございました。
youtubeから拾ってきた動画のせます。
たまたま見つけてみたら面白かったです。

探偵ナイトスクープという番組らしく、一般者からの依頼を探偵さんがかいけつしてくれるようです。


【財布からお札を抜き取る犬】






【寝てないと言い張る父 】






爪とぎをぶる様に献上。


とりあえず座る

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またたびに気づいた
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こっちみた
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肉まん食べてたらじっとこっち見てた。よく見たら舌でてる。あっかんべーされた。
わあやだ ~ペットとらくがき 時々ホラー~
ねこのぶるーにファンタのダンボールあげたら中に入るようになった。

はこいりねこ。



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こっち見た

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ネットで拾った不思議な話を載せます。



初めまして



78 :本当にあった怖い名無し:2009/03/05(木) 18:56:06 ID:WAZhknIHO
うちの母方のバアちゃんの話。
母方のジイちゃん、バアちゃんはアメリカ人で、うちの父は日本人、母はアメリカ人。

出張でアメリカにきていた父。
交際は当時むちゃくちゃ反対された。
特にバアちゃんが「日本人だけはダメ」と猛反対。
しかし、母もそこはアメリカの女の性格。
持ち前の気の強さと揺るぎない意志で、「絶対一緒になる!」と突っ走った。
バアちゃんが母を往復ビンタ、「絶交する!」と怒鳴りちらしても母は効かなかった。
(母は車ぶっ飛ばして家出して、一事音信不通になったりしていた)
とうとうお金を貯めた母は、父の住む日本東京へ行く日になった。
バアちゃんは「空港に見送りに、一緒にいきたい」と告げた。
穏やかなバアちゃんに??と感じつつ、空港でバアちゃんに会った。


79 :本当にあった怖い名無し:2009/03/05(木) 19:06:53 ID:WAZhknIHO
バアちゃんが何かを差し出した。
古くて小さい日本のお守りと、古びた写真。
母は初めてみる物だったから(お守りというものすら知らなかった)、無造作に中を開けた。
そこには、古くてシワシワの小さな白い紙。米粒がひとつ入っていた。
古くてシワシワ紙を読んでみた。
日本語で『ローザ、君を愛している。』と書いてあり、英語の綺麗な字で『I love you』とあった。
パッとバアちゃんを見ると泣いていた。
わけをきくと、バアちゃんは結婚する前の大昔、日本人と恋に落ちた。
写真に写っている、背の低くて、丸い典型的な昔の眼鏡をした、優しそうな日本人。
それがバアちゃんが恋に落ちた彼だった。


80 :本当にあった怖い名無し:2009/03/05(木) 19:30:02 ID:WAZhknIHO
しかし、戦後すぐのアメリカと日本。戦争の傷跡からか、周囲は二人の結婚に大反対。日本にいる彼の親も大反対。
連れ戻すように彼の親がアメリカにきて、彼を強制的に連れ帰ってしまった。
バアちゃんは何ヶ月か泣いて泣いて毎日を過ごした。自殺未遂まではかった。
そして、日本から一通の手紙が届く。中にはそのお守りがあった。
『ローザ、君を愛している。』
読めない日本語だったが、住所も書いてあり、バアちゃんは彼への愛を確信し、彼に会いに日本へ。
どうにかして彼の住む家付近に着いた。
近くを通った人に住所をみせ、家をきくと顔色が変わった。
つたない英語で「dead」と言われた。
半信半疑で家に着いた。生気のない母が迎えた。
彼は自殺していた。
あのお守りは、彼が厳しい両親の目をかい潜り送った、彼からのメッセージだった。
あれを書いた数日後に自殺した。


82 :本当にあった怖い名無し:2009/03/05(木) 19:48:12 ID:WAZhknIHO
彼は死んだ・・・アメリカに戻り、その後の狂乱ぶりは街でも有名になるくらいバアちゃんは病んだ。
セラピーも何年も受けた。
どうにかして彼を忘れ日本を忘れ(暗示療法?)、ジイちゃんと結婚。
「まさかオマエ(母)が日本人と恋に落ちるとはね・・・
 私は光男(例の元カレ)を忘れようと、何年も必死だった。
 本心は、光男がいない世界なら死にたかった。
 あれから日本人とは、関わらないように関わらないないようにしてた。
 日本がトラウマになってたから猛反対した。怖かったから。悪かったね。
 だけど、日本人を好きになったと聞いたとき、ほんとうは嬉しかった」
と、バアちゃんが号泣しながら語ったという。

写真には幸せそうに寄り添う光男と若いバアちゃん。
不思議なのは、バアちゃんも母さんも、何も知らない日本人に一瞬で恋に落ちた。
家系なのか、単なる偶然なのか、怖くなくてごめん。


84 :本当にあった怖い名無し:2009/03/05(木) 20:16:39 ID:WAZhknIHO
あとひとつエピソードがあって、
光男(さん)が日本に連れ戻される前、泣き出したバアちゃんに、
「もし二人が引き裂かれて、離ればなれになっても、僕は絶対生まれ変わってでも君に逢いにくる。
 君がおばあちゃんになってても、僕は絶対に君に逢いにくるよ。
 その時は、僕はすました顔で、日本語で『初めまして』って笑って、桜を見せてあげよう。
 僕を忘れてもかまわない。だけど、そのときは思い出してほしい」
と言っていた。

母ちゃんが初めて父ちゃんをバアちゃんちに連れてきたとき、緊張しまくった父ちゃんは、
散々練習した英語虚しく、咄嗟に「初めまして」って言って、
中に日本桜が舞い散るスノードームのようなものを、バアちゃんにプレゼントした。
(誰にも話してないエピソードだから、バアはむちゃくちゃビックリした)
バアちゃん嬉しかったってさ・・・光男さん、ありがとう。
暇なので怖い動画を載せます。


ネット動画サイト





↑意味はよくわかりません。




ほん怖で一番印象に残っている話です。↓

真夜中の徘徊者



真夜中の徘徊者2