腎生検入院(～後半)

3日目(腎生検当日)

腎生検後、ナースステーション横で1時間ほど様子を見て、問題なさそうだったので部屋へ戻りました。このときまでうつぶせのまま、部屋に戻ったタイミングで圧迫していた砂袋を外して仰向けになり、今度は自分の体重で圧迫

ここから怒濤の安静スタートです

私が入院した病院は夜8時まで絶対安静、横向きになることもダメでした。この絶対安静が辛いんだよ、とネットでも見ていたし腎生検の説明でもすごく念押しされていました

だけど針をさした腰部分を動かさなければ、たまに足を動かすのはOKと言われたし、暇は暇だけどテレビを見たり母と喋ったり、私はあまり苦ではなかったです

すごく大変なんだと構えすぎていたせいかもしれませんが

トイレ歩行すら禁止、完全寝たきりの数時間ですが、ペットボトルにストローをさして飲めるようにするやつは、あるととても便利でしたすべて寝ながらですからね

20時になり、経過に問題がなかったので横向きの許可が出る。腰は決して曲げないように、ベッドの柵などをつかみ横を向く。この状態で夜ご飯をいただきました

でもあまり食欲がなく…というか横を向いたままで食べる気力がなかった。。少しだけ食べて終わりました。絶対安静なので歯磨きできない。と思いきや、口ゆすいだ水を受けるものとかあるので出来ますよって言われましたが、なんだか抵抗あり、用意していた歯磨きガムを噛んで済ませました

歯磨きしたスッキリさには及びませんが、何もしないよりはいいかなという感じ夜は、腰を曲げちゃダメなプレッシャーと、点滴の管が気になりあまり眠れず。

4日目(腎生検翌日)

朝イチで採血。これで異常なければ安静解除9時頃結果が出て、問題なかったのでトイレ歩行が可能に尿導カテを外し、点滴もなくなり自由だーという気分。

先生がエコーの機械とともに来てくれ、腎臓の状態を確認。血腫はできているけど、広がっていないので大丈夫とのこと。この日は1日原則トイレ歩行のみ。シャワーもなし。

食事は朝から普段どおり起き上がって食べられることが嬉しいそういえば食事は腎臓食です薄味でお肉はあまり出ませんでした。でも元々薄味の家庭だったので、食事がまずい！とか薄くて困るとは感じませんでした。やることがないので食事が1番の楽しみでした

5日目(腎生検後2日)

経過は順調で、院内歩行可能に。シャワーOK、2日ぶりでとてもサッパリ。腎生検後の痛みは、かがむような姿勢をしたときや、不意に力を入れてしまったりすると痛かったですが、痛みに悩むことはまったくありませんでしたこのままいけば明日退院。検査結果は次の外来で教えてもらえるとのこと。2週間後に予約。

6日目(腎生検後3日、退院)

10時退院だったので、朝ご飯食べてすぐ準備！入院生活は全体を通して元気で、ナースステーションからも1番遠い部屋でした。大部屋だったのですが、みんなカーテンを閉じっぱなしで交流はなく気楽でした

ドラマとかの影響で患者さん同士交流があるようなイメージが勝手にあったけどとはいえ、トイレ、歯磨き、食事後の片づけなんかでウロウロするので、同室の方の顔は知っていたし、出会うと挨拶くらいはしていました

退院の日、たまたま廊下で同室の1人と出会ったのですが『今日退院なんですね。何もないことを祈ってます。健康でいて下さい。』と声を掛けて下さり本当に感動しました。

大部屋なのでそれぞれの病状って筒抜けなんですよね看護師さんとの会話、先生との会話、全部聞こえてきますだから私がその日退院なのも、検査のための入院であることも知りたくなくてもわかってしまう

それはお互い様で、直接話したりなんてしていないのに、私も1週間の内に同室の方の病状には詳しくなっていました。その方は検査でなく治療のための入院で、母と同世代でしたが退院はまだ見えていない感じでした。

うまく言えませんが、挨拶くらいしかしていなかったのに、すごく暖かい言葉を下さったことが本当に嬉しくてじーんとしました。きっとその方も良くなっていってほしいです！

忘れ物がないか部屋のチェックをしてもらい、退院。入院でかかったのは高額医療費制度を使っていたので6万ちょっとでした。支払いを済ませ、これでやっと終わり長いようであっという間でした。