今月始めに父が亡くなりました。

高齢で持病はあるものの普通に暮らしていたんですが、寝ている間の脳出血であっという間に旅立っていきました。

葬儀も終わり、死後の手続きも一段落しましたが、まだまだ何かと落ち着かない日々です。


親のことについては、ブログにも書いていましたがいろいろ複雑な思いを抱えていました。

けれど、救急車で運ばれた病院へ私も駆けつけ、意識はないもののまだ息がある状態の父を見たら、そういうものは全て流せたような気がしました。


女なんていらない。

そんな言葉でこの世に迎えられた私は、その言葉に縛られて、いい娘ではなかった、と思います。

父もそんな娘とどう関わればいいか、わからなかったのかもしれません。


人生の終わりにその娘に何も言葉を残すこともなく、息を引き取りました。

そんな父を前に私の頭に浮かんでいたのは、なぜかずっと前に読んだ一文。


あなたが死にかけている時にあなたのことを考えない、それほど強くなったのはあなたのおかげ


なんかそんな感じの文、誰が書いたものだったか、何に書いてあったのかも思い出せなかったけど。


ずっと複雑な思いを抱えてきた私は、父が死にかけている時に妙に冷静で、そんなことを考えていられるほど強くなっていたんだと、今はそう思います。あなたのおかげで。


私にとっては、そんな父の存在も、そんな親子関係の葛藤も悩みも苦しみも複雑な感情も、すべて必要なものだったのだと思えるようになりました。



私のブログ、親子関係を中心に、と始めたものでしたが、ここのところ私のリウマチのことなど内容も変わってきていました。父の死を機に、ブログをやめるかリニューアルするか、なども考えています。とりあえず、またしばらくお休みが続くと思いますがよろしくお願いします。