媚めくや今も昔の男舞
返すや袖の折もよく
指す手引く手におのずから
彼の山見さい此の山見さい
曙匂う紫の引くよ霞もゆかりとて
春告鳥も花に来て謡えや謡え梅が枝
春の心地や花の顔
見せつ見られつ其の日より
千代も逢瀬の姫小松
三度もくどう返す書
思いの奥じゃないかいな
逢うちょう夜半もいへばえに
残る霜夜の鐘の声
恨みがちなる時雨時
君に扇のナ要の契り
雪の白地は扇のえにし
班女が閨の花扇
其の檜扇のかざしの袖にひらりひらり
木々の錦や絵にかく山の桜花
散らぬ嬉しさいつまでも
扇車のくるり品よく廻れ
末広かけて
開く八千代の手なれ草
青海波濤蒼海の 元より鼓は波の音
打つなり打つなり長地にも
結び柏の妹と背は
色も変わらぬ松と梅
枝を鳴らさぬ御代なれや
万々歳とぞ舞い納む
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