真実はいつも1つ
と、いつまでも童貞(であろう)の某名探偵は言っている。
あそこで言う「真実」とは殺人犯とその手段の特定結果に限ったことであるわけで。
つまり、事実の究明。
加害者が何を考えていたか、被害者が何を考えていたか。
そんなものは第三者には分かるはずもなく。
加害者が殺人に至るまでの心の内は?
葛藤はあったのか?達成感はあったのか?
被害者側の心の内は?
そういう意味では、真実は1つでは無い。
真実は人の数だけあるし、
真実はナマモノだと思う。
その時々で思うことは違うし、記憶もけっこういいように改ざんされていくものなので。
夫婦の話し合いの際に録音をすることはとても有効だが、アドバイスをするならば、
時間をおいて複数回話し合いをし、その会話を録音して記録してみると良い。
発覚直後の有責夫(妻)。
サレラリ期の妻(夫)としばらく過ごした有責夫(妻)。
証拠をもとに、冷静になった妻(夫)と対峙した有責夫(妻)。
再構築中の有責夫(妻)。
相手の言い分は少しずつ変わる。
断言するが、変わっていく。
だから、最初のほうの、サレ側だけを責める相手の言葉には引きづられないこと。
その裏の、相手が一番隠したい部分を探れ。
不貞がバレた直後に、相手が表したのが怒りや焦りの感情ならば。
その人の、その下にある別の感情を探れ。
ただし注意。
不貞発覚前後の自分自身の感情や態度、発言。
これらも同じく、全てナマモノであるということ。
自分自身の記憶も改ざんされている可能性もあるということ。
発覚前を思い返し、自分は相手へ感謝の念と愛情があった、夫婦円満だと思っていた、
夫(妻)からの愛も感じられていた、
と、言えるのであれば。
普通に相手と楽しく会話が出来て、仲が良かったのであれば。
また、セックスも定期的にあったのであれば。
(レスだったとしても、どちらか一方的なレスではなく、双方自然消滅、という状態が確かならば、
それも含む)
再構築はおすすめしない。
その状態で裏切られたのであれば、
サレ側がこれ以上踏ん張る必要は何も無い。
離婚するもしないもは状況によるが、
再構築は無理だと思う。
妻(夫)と仲が良くても、遊びで平気であなたを裏切ることが出来る人。それが事実。
逆に、夫婦がお互いに認めるくらいの不仲だった、無関心だった場合。
その場合なら、再構築をまず一度してみてもよいと思う。
つまり、それがわたしのケース。
ここから、約2年かけて、複数回の話し合いを繰り返した、わたし達夫婦のそれぞれの言い分を、
sideAとsideBで分けて語ろうと思う。
わたしはサレ妻側ではあるが、
それは浮気サレるだろう、と、大部分の第三者からも思われる内容もある。
つまり、わたしは残念ながら、100パーの被害者ではない。
かといって、もちろん、夫の不貞の免責にはならないが、加害者側にも理由がある場合もある。
夫の浮気不倫風俗、わたしは確実に悪くは無い。
が、
そこに夫がハマった要因の一つに、わたしとの関係性があったのは確かだ。
ならばその関係性を見直したうえで、
冷静に夫を観察する。
残りの要因は夫固有のモノだから、
良好な関係性でも、こちらが傷つくことも知ったうえででも、同じ裏切りを繰り返すことの出来る人間であることが露呈した場合。
わたしはもう迷うことなく、夫を捨てることが出来るだろう。
相手がクズのままか、変わるのか。
離婚か再構築か。
迷うなら、まず、自分で変えられることを実行しながら、迷え。
立ち止まるな。
進め。
それが2年かけた、現在のわたしの立ち位置。
