中学受験のブログが止まっておりますが…。
今日であの日から10年。
今日を迎えるまでは、ずいぶん時間がたったなと思っていましたが、
やっぱり昨日のことのように思い出されます。
東京はとても変なお天気でした。
グレーの雲を思い出します。
ガラス張りの大きな病院でマミー、子ども、同居人(オット)は地震にあいました。
ガラスから離れてくださいという放送。
不安そうな子どもに大丈夫と言い聞かせながら、
地響きのようなものを感じ、これは尋常じゃないと分かっていました。
転職の面接があったので、
そこから原宿に向かったバカなマミー
都心に突っ込んでいきました(笑)
子どもと同居人はすんなりと帰宅することができたのが救いでした。
マミーは原宿には到着できましたが、
帰りは歩くしかないという…。
あの日、歩いて通った道。
今通ってもあの日のことを思い出します。
途中で足が上がらなくなりました。
足の付け根が痛くなるんですね。初めての経験でした。
面接のため、普段より動きにくい服、靴。
一緒に歩く人たちと、不思議な連帯感が生まれたり。
お店ではいろんなものがすでに売り切れでしたが、
途中のコンビニで食べた肉まんと、あたたかいお茶がおいしかったこと。
日付が変わるころ、家に到着し、
その時初めて、津波の被害をテレビで見て
言葉を失いました。
そして原発事故。
その後、一変した生活。
すべて、鮮明に思い出せます。
しかし、小さかった子どもはすっかり生意気になりました。
マミーも10歳、大人になりました(笑)
確実に時は過ぎているのですね。
毎日忙しいし、ハゲるほど大変だけど、
それでもこうやって立ち止まって思い出し、
考えること、続けていかねばと思います。