わたしの父親は、
病気休暇をもらえるに相当していたのですが、
その制度を知らず、使わないまま退職しました。


実際問題、お金は必要!

そこでわたしは、ひらめいた!


もしかして、これって、
傷病手当もらえるんじゃない?!



そこで、協会けんぽに問い合わせて聞いてみたの。
そしたら、やっぱり、もらえる方法があってね、

父親は、100日分申請したら、
77万円振り込まれたよ。


傷病手当をもらうためには、
社会保険の任意継続をしている必要があります。

また、退職日に勤務していないこと、
連続して4日以上休んでいることなど、
条件があります。
詳しくはこちらをご覧ください。



父親の症状としては、
退職前の数ヵ月間、
病名がついていたわけではないけど、
からだの自由がきかなくなって、
仕事を休んでいました。

退職手続きを済ませた数日後、
救急車で搬送され、
アルコール依存性、
軽い脳梗塞、
あとは、関節の疾患が見つかりました。




父親は、5/20に退職し、
5/20までは給与の支払いがあったため、
5/21~5/31分を、
いちばんはじめに申請しました。


上記の申請をするためにやったことは以下です。

①救急搬送される前に、
かかっていた病院に、診断書を書いてもらう。

ここでいう診断書とは、
傷病手当申請書類に含まれるもの(下記参照)
を、いいます。



退職前に休んでいた期間、
休むに値するかどうかを、
上記の書類に書いてもらわないと、


「病気で働けなくなって退職した」
ことに、ならないのです。



②そのつぎにやったことは、
父親の勤務先に、出向いて、
下記の書類を書いてもらいに行きました。

退職日を含めた3ヶ月間の間に、
どのくらい休んでいたか、
その間、給料の支給はあったかなどを、
書いてもらいました。



③入院している病院の、文書受付に行って、
5/31までの診断書(上記画像参照)を書いてもらいました。大きな病院だと、申請してから届くまで3週間かかるので、早めの申請をおすすめします。

⚠️ただし、①の診断書と、③の診断書に関連性がないと、審査が通らないため、複数の病院を受診していた場合は、医師に相談して、関連性をもたせて書いてもらうといいです。わたしの場合は、退職前にかかっていた病院が、良心的で、

救急搬送された際についた診断名に関連する形で、書いてくれました。

④私が代筆して下記の2枚を書き、提出しました。



⑤2週間前後で振り込まれました。
5/21~5/31の10日間で、8万円弱ありました。



その後の申請については、
まとめて申請ができます。


私は、6/1~9/10まで、まとめて申請しました。
9/10に転院したため、そこまでの、
診断書を、1回目の診断書と同じ診断名で、
書いてください!と前回の診断書のコピーをつけて、お願いしました。

⚠️診断書を申請のために、おくってしまうと、手元に残らないので、おくる前にコピーしておくと、便利です。

2回目以降の申請については、
②で書いてもらった職場の書類が不要になります。
(ただし、空欄のまま、提出する必要があります。)

④の書類については、1回目と同じように書いて、送ればオッケーです。






わたしの説明だとわかりづらいとおもいますので、
上記のサイトを読んだり、
住んでいる都道府県の協会けんぽに、
直接電話をしてきいてみてください。


私は、退職していても、
傷病手当をもらうことが
できるということを、
お伝えしたかったのです。




社会保険加入の職場で働いている方へ。


最長1年半、
お金をもらいながら、休めます。
休んでいる間は、病気休暇が使えるので、
手当がもらえます。
(わたしの場合、半年間給与の100%が、
払われ続けました。残りの1年間は、給与の
60%がもらえる予定でしたが、
もらわずに退職しました。)
これは、社会保障なので、
会社に断られても、休める権利があります。
毎月天引きされている、社会保険料が、それです!



最長1年半、休んでも、退職金には影響しません。
(会社によって違うかもしれませんので、
心配であれば確認してください。)


最長1年半休んだあと、
退職金が、1000万とか…
高額でない場合は、
失業手当がもらえます。


(9年未満で90日分、10年以上で120日分の
給与相当額合計×60%支払われます。
ただし、再就職するという行動を見せる
必要があります。月に2回は、面接を受けるなど。)


そして、上記に書いたように、
在籍中に、休んでいたにも関わらず、
傷病手当をもらわなかった、または、


1年半、使いきらずに退職した場合は、
その続きを、

退職後も
傷病手当を受けられます。
(ただし、同じ病名である必要があります。)



失業手当は、実際にもらえるまでに、
2~3ヶ月かかるため、
会社から離職票をもらったらすぐ、行ってね。

年金は、離職票をハローワークにもっていくと、
免除申請ができます。

お役所関係の支払いは(住民税など)
事情によっては、支払いを待ってくれます。



いまお勤めしている皆さん、
自分を追い詰めて働くの、やめても、
なんとかなるくらいのお金、もらえます。

コロナで仕事をやめることになったとしても、
補償があります。

強制的に失業したときは、
ハローワークに手続きすると、
自己都合退職の人よりも早く、支払われます。


今は、雇用調整補助金を国が支給しているので、
会社側がそれを申請すれば、
休業補償がもらえるはずです。
(私は、コロナでバイトを失業した際、
契約満了までの3ヶ月間で
休業補償として、45万円振り込まれました。
そのバイトの手取り平均は15万円くらいでした。)


仕事やめたら一貫の終わり!!
みたいに、おもわないでほしいです。


勤めてる人の使える権利は、
使ってください。


ここは、がめつさ、だすところです。
いい人ぶらずに、休みましょう。
おかね、もらいましょう。


あれ?!とおもったらすぐ、
病院に行って、
とりあえず診断書をもらいましょう。

(この診断書は、傷病手当申請用ではなく、
病院が発行する診断書のことをいいます。)

メンタルの病院なら、
だいたい診断書は書いてくれます。

やめるか、続けるか、休むかの判断は、
後々すればいいので、
心身の状態が限界を迎える前に、
補償や権利について調べたり、

休む手段を取ったりしてみてください。



2回の病気休暇と
メンタルの病気を抱えていた、
私の想いとしては、

仕事が嫌で嫌で、涙が出るけど、
なんとかがんばれるときや、

いつもみたいに、働く元気がでないけど、
なんとか働けるとき、

それは、もう、休むときです。

ひとつの病院に行って、
診断書がもらえなかったら、

別の精神科にかかってください。

お医者さんとの相性もあるし、

自分を守るために、時には、
大げさにおもえる行為をすることも、
許してあげていいと、私はおもいます。


最後に。こういった制度は、
知識がないともらえません。

はっきりいって、役所関係の人や、
協会健保の人は、親切に教えてくれない
場合が多いです。彼らは、「受給できます!」と、
断言できないからです。責任問題で。

わたしは今回父親のことで、
いろんな機関に出向きましたが、

こちらがわに知識があると判断されてはじめて、
使える制度を教えてもらえる
という印象を受けました。

自分や、そばにいる人のためにも、
1度、休職、失業、退職したときの社会保障を、
しらべてみてください。

ここに書いたことは、間違いもあるかもしれません。すべて自己責任の上で、申請など行ってください。